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サークル Novectacle
原画 靄太郎
シナリオ 縹 けいか




あらすじ
「あなた」は目を覚ますと古ぼけた屋敷にいた。
記憶のない「あなた」は、自分のことも屋敷のこともわからない。
そう、目の前にいて「あなた」のことを旦那さまと呼ぶこの黒髪の女性のことも…。

館の女中であるという彼女に言われるがまま、屋敷で起きた数々の悲劇を目撃することになる「あなた」。
そこに「あなた」の痕跡を見出すことはできるのか…




同人であるが故に知名度が上がらず、だが同人だからこそここまで製作期間を設け突き抜けた作品として仕上がった極上の逸品

西洋浪漫サスペンスホラー 全年齢・一般向け
と謳われているが中身は純度の高い欝が詰まり、グロ描写、ほぼ直接的なエロ描写と全く全年齢向けではない

館ものでサスペンスホラーといえば多人数が集められそこで事件が起こるなどが想起されるがファタモルガーナの館はサスペンスというよりはミステリー
最初に記憶を失った主人公が登場する前にある風景を見せられ、そことの関係性、主人公の記憶 悲劇の4つの扉を見ながら物語の謎を追っていくという形である

個人的にこの作品で一番評価したい部分はシナリオ構成
容赦ない悲劇の書き方、ここがまず素晴らしかった。
悲劇が起こるとわかっていながらもそれを一時忘れされるような希望を持たせる展開から一気に突き落とす、そしてその中で描かれる各人の表と裏の濃さ
そして各悲劇の扉の主役の本質を見せることで読み手側を最終章で騙す手法はまさに圧巻であったと思う

中身の感想としてはとてもネタバレなしでは語りにくいシナリオ
物語が本当に動き出すきっかけとなる

他人の悲劇だから耐えてこられたんだよ

このセリフが出てきた時のゾクっとするような感覚
どの悲劇の扉もそれなりに堪えるものがあり、それでもこのセリフからここから物語が動き出すんだという気持ちにさせられ、その予想通りこれの上を行く悲劇、そして辛い真実がジェットコースターのように読み手へ迫ってくる

そして悲劇を目の当たりにしながらもひとつの目的のために走る主人公の後半からの奮闘
すべての主役の物語、全てに意味がありどんな細かな事も何かにつながっている構成力は近年では見ることができないレベルでだからこそあの終わり方に素直に感動し、終わりを惜しんだ

シナリオで少し不満を言うとするならば時代に合わない言葉がいくつか出てきてしまう辺り
本当にこれ以外に不満がないほどに自分に合ったシナリオだった



また他の面としては、まずこの作品にはボイスがない
ただ、この辺はプレイしててもあまり気にならなかったので個人としては何も問題なかった

CGは非常に美麗
商業でよく見る絵とは180度違う。どちらかというとこちらは非常に絵という印象
可愛さとかよりは綺麗、美しいといった感想が当てはまるようなものである

音楽は制作陣がひとつの自慢としているだけあって素晴らしかった。
65曲どれもが心に残り、歌付きの歌詞をED後に見るとまた違う見方もできる
また、音楽が効果音を除き全てがNovectacleオリジナルというのも素晴らしい

総評 97/100
製作期間4年は伊達じゃないということをこれでもかという程に見せつけてくれた作品
読んでる時、あたかも自分が館に取り込まれていると思うことができるほどに没頭し、終わった時は館から解放されたという感覚を得ることができた

最後に一つ
これはサスペンスな館ものではないと先に言ったとおり館で大量殺人が起きたり、館内でデス・ゲームが行われるものではない。
館の持つ呪いによって起こされた悲劇を紐解いていきその先を目指す物語

感想を読んでくださった方ありがとうございました
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tag : レビュー

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メーカー 地雷ソフト
原画 雛咲
シナリオ 丸山剛

あらすじ
かつて少年だった男───河嶋秀弥は、死ぬことを望んだ。

既に80を超える老齢となり、身体も満足に動かない。
生きる目的を見失っていた男はついに、自らの喉へナイフを突き立て、この世と決別する。
若かったあの頃に戻れたら、もう一度青春時代を過ごせたなら……そう願いながら。
だが意識が途切れる直前、少女のような声が耳に入った。

「ボクがその願いを叶えてあげる」

目を覚ました秀弥は、驚愕する。そこは60年前の世界で、身体も若返っていた。
実家に帰ると、亡くなったはずの両親や若かりし頃の姉が出迎えてくれる。
自らの願いが叶ったと、混乱しながらも歓喜しつつ自分の部屋へと入る秀弥。
だがそこには、かろうじて人型とわかる異形の怪物がいた。
震える秀弥の前で、怪物が言葉を紡ぐ。
あの時───意識が途切れる直前に聞こえた、少女のような声で。

「ボクは死神のオーグメント。死にかけていたキミの時間を戻したのはボクさ」

使命は、幸福の果てに亡くなった人間の魂を刈り取ることだと言う。
そう、望むのは秀弥の魂。願うのは秀弥の幸せ。
相反するような2つの思いを叶えるため、ここに来た。

追想の中、死神と共に奏でる幸せの行方は───

今回はそこまで面白くなかったので雑記という形で感想を書きます
先に点数を言うと

69点

とりあえずこれはネタバレというより警告なんですが

欝 グロ 陵辱 NTR

この辺に耐性がない人はやらないほうがいいです
特にグロと NTR

では簡単に書いていきます

シナリオの設定はいい
目的もしっかりしているため導入もすんなり入れる

ただ個別入ってからの山場がどれもあっさりというかボリューム不足
ヒロインにつけた設定 個別での山場の導入部などはおお!っと思わせてくれるのですが
その後の書き方があっさり過ぎて悲壮感が伝わってきにくい

それと時間リセットの能力もあまり見られず、さらに過去改変による新たな問題なども1つのルートを除いて少ないため完全なご都合になってしまった感

あと大体はリセット機能でHAPPYだけど人によっては1人だけ少しはあ?となるかもしれない

そしてTRUEの説明がかなり雑
オーグメントの成り立ちはわかったけど結局時間軸や死神の存在が不明瞭すぎかな

ここまでかなり否定してきたけど個人的に日常会話は好き。
若干引く部分もあったけどこうやってテンポ良く読める会話は○
傾向としてはグリザイアやエッチなレシピ
なのでこの辺は好き嫌いが分かれると思われ

それと設定と山場の導入は良い
まだまともに商業でシナリオを書いたことないライターだったので今回微妙だった山場の部分をどう改善してくるかを期待

それと上のような要素を入れて時間を扱うんなら徹底的にしっかりやったほうがいい
今回は文章だけや前戯のみ、過去の回想でヒロインが話すとかだったので
こういう時間リセット物なら初期段階は絶望的であればあるほどよいと思う

キャラに関してはヒロインは結構オーソドックス
でも久しぶりにメガネいいなーと思った

モブが無駄に濃いのでこの辺は注意

絵はなかなかエロいというかすごく俺好み
雛咲さんはこれから追いかけていく絵師になりました。
戦極姫4も期待w(stm

まあそんなこんなで若干はずれだったかなーとは思うものの所々光るものもあった
会話の応酬は好きだし中盤までは良かった。
この先いろいろ書いていく中で成長したライターに期待



やばいブログの更新が止まってた・・・
今日もう一回近況あげよう、うん

tag : レビュー エロゲ

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メーカー elf
原画 七瀬葵(ながせまゆ)
シナリオ 井上啓二

あらすじ
久保勝は雪村雪之丞(前回の主人公)との練習中の事故により、ボクシングができない体になってしまった。彼を心配する妹の晶子、いたってマイペースな問題児、クラスメイトのあきらたちと、不完全燃焼の自分をもてあましつつも学園生活を送っていた。
そんな勝が見つけ出す新しい道とは?

シナリオ 18/20
青春と言えば 笑い 泣き 鬱 熱血 友情 恋愛
この要素全てを満たすゲームってのはなかなかないと思っていました。
そんな中今回のあしたの雪之丞2
これはホント王道青春物の傑作
さすが全盛期のelfのなかでもYU-NOに次ぐ名作候補と言われてるだけありました。
シナリオはあらすじの通り、ボクシングを失い何か物足りない日々を過ごしながらも個性的で面白おかしいキャラたちと学園生活を過ごす第1部

インターミッションでは前作雪之丞1の主人公雪之丞視点へと変わりちょっとしたどたばた劇が見られます。

第2部ではヒロインごとの個別ルート

第1部はまさに青春良いところといった形のシナリオですね
学園で楽しい日常を過ごしながら、放課後は自分の行きたいところ(移動MAP)でヒロインor友達との交流を深め、楽しい日常ながらも各ヒロインの抱える問題を垣間見せていきます。。
1部の修学旅行へ行くor行かないところから個別分岐です。ここで主人公とヒロインとの関係が変化して後半(5ヵ月後)へと言う流れです。

インターミッションはドタバタ劇ですがちょっとしたところにこのあしたの雪之丞2の本編ともいえるシナリオ

ーそして、始まる物語

ここへの伏線がいくつか撒かれています

第2部はヒロインの個別ルートです
個別の感覚は毛色が違いますがパルフェを少し思い出しましたね
個別のメインはあきら 晶子です
残り3人のうち由美子は雪之丞が絡んでくるのとまさに青春といったシナリオだったのでかなり良かったですが残りのマキとちはるは少しラストが物足りませんでした
そしてここはもしこの先やる人がいれば知っておいてもらいたいのですが
ちはる個別のノーマルENDさらに晶子ルートはかなり純愛エロゲとしては異質です。
中身のネタバレはしませんが白字でどういうものかだけ一言で書いておきます。

晶子→勝と晶子の恋愛じゃなく、さらに晶子は誰ともくっつかない
ちはる→ノーマルENDで主人公の後輩と結婚+キス 

ではネタバレなしで第2部の印象を
まず各ヒロインENDが3つあります
大体がバッド ノーマル トゥルーの3種
ここで減点要素ですがほとんどがノーマルエンドの方がすっきりしてるのと結末がいいことです。
TRUEは無理矢理最大限の幸せにしましたという少し蛇足風味なのが2つあります。
ではノーマルエンドはどうかというと
ノーマルなだけあってあきら以外はエピローグがありません
個人的にはマキのノーマルはかなり良ENDだと思います。あそこでENDにしてちょっと数年後書くだけで十分なルートになったかと
それとあきらのTRUEですが最後がいらないとは思いますね。あきらに関してはノーマルもエピローグがあるので(EDは流れない)どちらがいいかはプレイヤー次第でいいと思います
バッドはほとんどのキャラが悲惨です。
陵辱とかそういうのではないですが、全てが壊れる様を見せられます。しかもドラマチックな見せ方じゃなくあまりにも簡単に、なのにすごく痛いです。
この辺りを見て思ったのがやはり井上啓二さんは完全なハッピーを書くのが苦手だと思います。

それでは展開の方はどうかというと
こちらは素晴らしいと思います。マキ以外はまさに恋愛をしながら仲間との青春をしっかり書き、その上で困難を乗り越える、王道ですね。
ですがその王道をこれでもかと言うくらいに熱く、そして泥臭く書いているため良いリアルさが演出されていると思います。
たまに漫才がくどいと感じる部分もありますが、大体はテンポもいいので読みやすいかと思います。

そして本編である
ーそして、始まる物語
長さ的には2時間くらいですがこれの存在が雪之丞2を名作へと押し上げたシナリオだと思います。
最近のよくあるヒロイン重視のシナリオではなく勝と雪之丞のためだけに作られた主人公のためのシナリオです。
ここまでプレイしてきた人ならわかるように勝は本当に持ち前の前向きさと一途さ、そして不屈の闘志でヒロイン達を救っていきました。
ですがどのシナリオでも一回は挿入される勝の葛藤
自分は何のために生きているのか
やりたいことがわかっていて、しかもそれが今すぐにでもできる状態なのにできないもどかしさから来る鬱屈

雪之丞もせりなのおかげで立ち直ったものの
何かが足りない
くすぶっている
本当の自分はどこにいると

迷い続けます
そして二人の主人公はこの台詞

「カムバックだ」

をつぶやき最後のシナリオが幕をあけます。
二人の戦いの結末、そして二人が下す判断、そして1から続いてきたせりな 晶子 勝 雪之丞の物語の行方は?
この結末と展開に関しては全く文句がありませんでした。
ただちょっとだけ不満を言うとあきらの出番の少なさですね。
もちろん晶子はかかせませんがあの夜の部分からもう少し書き足して支える役目を分けても良かったと思います。

キャラ 20/20
まさにこれはシナリオゲーでもありキャラゲーです。
どのキャラもホントに掘り下げられており、忘れることができないであろうインパクトを持っています。
キャラ背景も深く、まさにキャラゲーの目指すべき場所といえるのではないでしょうか?

そして良いシナリオゲーには魅力のあるヒロインと主人公と親友が付き物です
まずは主人公
久保勝

この主人公あってこそのこの物語
今や失われてしまった俺様系熱血キャラ
愛すべきバカでありとにかく熱い、そして血の気が多い、ノリが良い、周りをホントに大切にするなど
今は見られない漢を体現したようなキャラです。
そして今回俺のBEST主人公で倉成武と並ぶ同率1位になりましたw
そして勝のいいところは本当に等身大
熱を失ってくすぶっていながらも家族のためにボクシングができないことからくる葛藤
正面突破タイプながらも人一倍人の気持ちの動きに敏感なところから来る迷いなど
本当に理想の良い主人公では体現できないものを持っています。

そしてもう一人欠かすことのできない永遠のライバル
雪村雪之丞

1の主人公の時は前半大分へたれの欝だったのですが今回は見事復活をとげ勝を導き、あおあいて勝に導かれるという最高のライバルに仕上がってます

そして勝を支えるヒロインの2人
久保晶子

勝の実の妹であり雪村雪之丞の元恋人に近い存在
そしてある意味雪之丞という物語のヒロイン
さらに完全無欠の妹キャラ!

水島あきら

やればやるほどわかるあきらの大切さと今ではなかなか目にかかれない記号から外れたキャラ
縁の下の力持ちであり、雪之丞2の文句なしのメインヒロイン
BADエンドではホントに胸が痛くなりました・・・
まさにスルメヒロイン

そしてまだまだ多くの魅力的なキャラがいますが全てに共通してるのが
良い意味で自由なキャラであり、最近のテンプレから外れてるキャラたちだと思います。

音楽 18/20
テンション!! バトルこの2曲を聴いたら息子が付いてる男なら燃え上がるに違いない
そのくらい最高に場面を盛り上げてくれるBGMです
そして春の優しさ
このBGMが終わった後の満足感をさらに引き上げてくれます
Vo曲のHi・Ra・Riはホントに元気が出る素晴らしい楽曲です

絵 17/20
これが本当に2002年のゲームか?
というくらいにCGが綺麗であり、さらに人物が上手です。
最近の絵よりも個人的にすごく人に近い絵だなと思いました。
さらに試合用のCGの塗りは素晴らしい
こういった場面場面でしっかり書き分けてくれているゲームはホントに良いですね

エロ 15/20
各キャラ(一人を除く)基本一回という感じです
この辺はやっぱり昔のエロゲって感じですね
ですが尺はなかなか長く絵もなかなかエロイため悪くないんではないかと思います

総評 87/100
青春物の傑作
俺は青春物でお勧めはと言われたら迷わずこれをすすめます。もちろん1もセットで
展開や文章に多少古臭さはありますが、無駄が少なくなおかつこの泥臭くも熱い生き様を描いた作品は是非多くの人にやってもらいたいです。
そしてスポーツというエロゲでは最高難易度の物語ですが確かにボクシングの試合自他はラストとあきらルートで少しある程度です。
ですがかかれる描写は本当に臨場感があり、ちゃんとボクシングをしてます。
決してなんちゃって要素にはなってないと思います。

こっからネタバレ











シナリオ欄でも書いたとおり各TRUEの結末が少し無理矢理な感じまたは蛇足風味がありました。

まずあきらルート 雪之丞を絡めながら勝が真の漢へ成長していく過程は素晴らしかったです。
そしてなにより距離感、ここがホントに気に入りました。
序盤のこのキャラだからこそ出せるという固有の雰囲気、中盤のお互いの気持ちがわかるからこそのすれ違い、そして終盤の勝の覚悟この過程は最近では見られないくらい熱い展開でした。
ノーマルはこの余韻を残したまま終わるのですが、TRUEだとラストにあきらが女子生徒の自殺しそうな現場に遭遇→アクシデントであきらが落下しそうになる→勝が助ける→アイ ラブ ユーと言わせる。
あまりにも唐突と言うかしかも尺が短すぎて??と思ったりしました。
TRUEラストは多分ノーマルの後に続くんでしょうがノーマルで終わった方がすっきりしますし、あそこでアイ ラブ ユーを言ってほしかったですね。

もう一つマキルート
ノーマルのマキが婚約し、でも別れたくない
どうすればいいかと悩んだ勝が権造パパに弟子入りしてマキと同じ位置に行くという決意をししばらくのお別れというエンド
これは勝の気持ちの書き方が素晴らしかったし、マキの愛というのもすごくうまくできていたように感じました。
ですがTRUEでは婚約者の式場に殴りこみ→あっさり奪還
尺が少し短く感じてしまいましたね

これならノーマルはこのまま
TRUEはノーマルのその後を書くという形をとっても良かったです。

最後にこれは個人的な思いなので減点部分ではないですが
やはりそして、始まる物語であきらの出番がもっと欲しかった、むしろあきらルートのその後をこのシナリオにして欲しかったです。
勝の恐怖からの震えが止まらないところにあきらがあらわれ勝を救った辺りはすごくメインぽかったですし、試合に行く勝に
「また『あした』ね」という言葉を投げかける辺りホントに勝を思ってるなーというのがすごく見られました。
もちろん晶子が支えなのは間違いではないと思います。ですがあきらにはまってしまった俺としてはあきらと付き合った状態で雪之丞との試合と言うのもよかったかなと
だからといって、そして、始まる物語の価値が下がったかと言うとそんなことは全くありません。
これはホントに素晴らしい出来でした。

では最後に俺が一番印象に残った台詞を紹介して終わります
「少しだけ、『アイ・ライク・ユー』だ」

レビュー見てくれた方々ありがとうございました
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メーカー CIRCUS(非18禁)
原画 たにはらなつき 鷹乃ゆき
シナリオ たけうちこうた 雨野智晴

あらすじ
一年中、桜の花が咲き乱れていたのも今は昔の話。


初音島は、四季折々の表情を見せる自然豊かな島として広く知られていた。


そんな初音島にある風見学園。

そこに通う付属二年生の芳乃清隆は、先輩で学園のアイドルと呼ばれている

森園立夏や妹みたいな幼なじみの葛木姫乃、ハーフでいとこな芳乃シャルルなど

5人の女の子たちと一緒に新聞部として活動している。

とは言え、昔のように不思議なことが溢れているわけでもない今の初音島では、

特に記事にするような事件が起こるわけでもなく、部室でだらだら過ごす毎日を送っていた。
――そんな冬のある日。
――そんな冬のある日。

冬だと言うのに、初音島の桜が一斉にその花を咲かせ始めたのだ。

さらに驚く新聞部のメンバーたちの携帯に一斉にメールが届いた。差出人は不明。その中身は、

「-桜が咲いたら、約束のあの場所で-」

今回はD.C.シリーズ全てをやってるということが前提条件の点数でつけています。
そして自分はD.C.シリーズを全プレイしていてなおD.C.シリーズが大好きなものですのでその辺りご了承のほどよろしくお願いします。

シナリオ 15/20
全ては繋がる、想いは力となってそれはきっと奇跡のようなそんな小さなマホウ・・・
D.C.シリーズ完結編ということで全ての伏線は大体回収されました。
枯れない桜 ⅡのEND 魔法とは 正義の魔法使い 芳野 プレゼントの魔法 姫
全て少し強引な部分がありながらもこれだけの設定に答えを出したのは本当にお疲れ様でした
ただいくつか、あいまいな部分があるからそこは明かして欲しかったかな?
では本筋のシナリオへ・・・

プロローグはⅡより20年後の初音島
前情報でもあったとおりここはあくまでⅢの物語の前座に近いです。
最初に誤解があったら困るのでいっておきますが今回は、ほとんどがⅠの50年前の風見鶏編が舞台です
風見鶏では魔法が当たり前の世界となったファンタジーな世界観です。まあ魔法といってもこれを使ってドンパチやるシーンはほとんどないです。
ただ、魔法は確実に舞台装置としては機能しています。
D.C.の世界観では、魔法=想いの力となっていますがこれは今回かなりうまく使えたのではないでしょうか?
風見鶏の共通は従来のD.C.シリーズと同じように特定のヒロインに対してこっちからアプローチをかけていくのでまあ、ヒロイン専用イベントはそこそこ多いと思います。
共通の中においても過去の伏線回収が出てくるのでシリーズファンは飽きずに読めるのではないかと思います。
シリーズ恒例のあの人も出てきますしね

個別にいたっては
サラ→シャルル→姫乃→リッカ→葵→TRUEが良いと思います
というか葵→TRUEは固定です
個別を少し解説すると

サラは前作のまゆきシナリオに似てるかな?風見鶏とDCの世界観の導入として用意された形です。
ただシナリオのテーマとしては誇りになるのかな?
力を失った貴族の家に生まれたサラの心の持ちようとそれをカバーするために奔走する清隆が見られると思います。

シャルルは想いですかね?
多分風見鶏入ってDCⅡやりこんだファンなら一つ気づく部分があると思います。あ、アイシアのことじゃないよ
魔法が想いの力であるというのが強く証明されたシナリオで、自分が一番泣いてしまったシナリオですw
ただ、あのシナリオにならBADエンドを入れても良かったと想います。

姫乃はⅡの回答編といった形でした
正義の魔法使いの役目 姫そしてなにより主人公が唯一○○られるシナリオかな?
兄弟ならではの繋がりという物を魔法を通して描いていたのではないかと思います。

リッカはⅢの本質の序章っといった感じですね
ロンドンを覆う霧、そして頻繁に発生する事件、D.C.全てに繋がるリッカの研究といったⅢを通してのD.C.完結への序章となっています。なので個人的にはいまひとつ物足りなさを感じました。

そしてⅢの完結そして全ての回答となる葵とTRUEルート
ここはライターなりのD.C.の今まで撒いた伏線の回収編、そして回答編となっています。
葵の途中だれる部分がありますがあれは葵のラスト付近の台詞からくる想いを強くするためには必要だったと思います。
そして全てはD.C.へと繋がり、やがて時を超えⅡへと至りⅢのプロローグへとたどり着きます。

こんな形でざっと書きましたがシリーズファンはやっていても良いと思います。
ただ、いくつかの伏線を回収し切れてないのと杉並の破天荒さがかなり薄まってしまったこと、サブのメアリー、イアン辺りをTRUE以外でももっと動かして欲しかったなどなにか一つ物足りなさを感じてしまうあたりは減点ですね。また、さくらに関する一部があっさり立ったのも少し不満です。後は、やはり朝倉姉妹ルートクラスの感動はないかもしれません(個人的に。ですが、全体のシナリオの出来としてはしっかりしたものだと思います。終盤の興奮度はⅢが一番だったと思います。

まあ、これでキャラゲーなら十分合格点だと思います。
ちなみに個別ルートは
TRUE>シャルル>葵>姫乃>>>サラ=リッカ
の出来と個人的に感じました

キャラクター 19/20
え?高すぎ?気にしないでください、これは本当にこの点数です。
というか今回にいたってはキャラで減点する部分がないんですよ
基本的にはみんな仲間を大切にする傾向があり、その中でも相手への敬意があるところが良いです。
また、今回ホントにこれからガチで押すキャラが増えました。
それは・・・・
フォト
葵ちゃんです
いやーまさかこの子がここまでのキャラとは思いませんでした。この子に関しては基本何も語れません(ネタバレになるんで

後絶対にはずせないのが主人公である、清隆
鈍感鈍感言われてるけど、最近のエロゲ(ギャルゲだけどさw の中じゃかなりいい線いってると思う。何よりも意志が強く、誰かを大事にするという気持ちが強いのが好印象でした

-1は杉並の濃さが減ってしまったことです。せっかくあれだけの濃いキャラを生かしきれなかったのはやはりファンとしては少し寂しかったです。

音楽/BGM 18/20
ここは言わずもがな
曲芸といったらBGM、ボーカル曲
今回も非常に質のすばらしいものが揃っています。
ただ今回は感動といったよりも躍動感や前進といった明るかったり、展開にあわせたような盛り上がりのある曲が中心だったため前回ようなしっとりとした曲は減りました。ですが、挿入歌の力はやっぱり偉大です。シャルルルート、TRUEの俺の涙の4割は挿入歌効果ですw
また、今までのBGMもそのままであったりアレンジであったりと収録されていますので、ちょっとした懐かしさにも浸れました。
なによりまた、会えるよねの流れるタイミングは完璧だったと思います。

絵・CG 16/20
CGはホントに綺麗になったし、こう、キャラの表情やポーズなんかはかなり進化したと思います。
元々お二人のファンだったので個人的はCGに関しては何もいうことがないのですが・・・
実は1つ大きな不満があります。
それは、発表されていたCGが使われていないことです。雑誌などで紹介されていたいくつかのCGが収録されていないのとやはり、もう少しCGがあると良かったです。

システム 14/20
まずバックジャンプの搭載はホントに助かりました。また、いつものシナリオセレクトこちらも意外と自分は気に入っています。
ただ、フルスクにしたときのキザキザ感はもう少し抑えてもらいたかったです。


総評 完結編として80/100 作品単体77/100
やはり全てのシリーズをやってこそやる価値があるゲームだと思います。まあ、このゲームに付き合ってるのなんて大体信zy(ry
全ての回答が納得いくもであるわけではないですが、受け入れられないというレベルのものはありませんでした。
ただ単体としてみてもキャラゲーの水準は超えてると思います。
ただ、葵ルートであそこまでやったならせめて風見鶏編だけでもいいので夏を越えた葵も見たかったです

こっから下は自分なりの考察です。



まずⅠ、Ⅱの回収された伏線
枯れない桜→さくらが持ってた枝と立夏の研究の複合体
正義の魔法使い→葛木家が力を増幅されるために鬼を体内に封じた女性(鬼を封じるために魔力を使うため短命※後述
ⅡのEND後→1950年に飛ばされ(呼ばれる)て、リッカによって保護
魔法が使えなくなる→魔法≒想いの力 人に対する思いを割く(夫、子供といった家族)への割合が増えるため魔法のキャパシティが少なくなる→魔力の減少(これにより葛木家の女性は短命)
アイシアの存在→シャルルの孫は確定

回収があいまいまたは謎
さくらさんの存在→リッカと清隆の子供?ただこれだとアイシアが生まれない+ⅡのENDが微妙に成り立たなくなる(風見鶏に落ちてきたさくらを未来に帰す=二度と風見鶏にさくらが落ちてこない)
検証
A世界 風見鶏(ループ中) 共通(さくら11月1日に落ちてくる)→葵を除く各個別→4月30日に  
     リセット→共通→葵→B世界へ

B世界(葵が決意している状態)→ループ脱出(さくらさん元の時代へ帰還)→C世界

C世界(ループを抜け出した後始まり最後の11月1日)→Ⅰ→Ⅱ→Ⅲ初音島

この設定を行うにはまず、さくらが1950年にタイムスリップしていることが条件、なおかつ葵が禁呪発動状態である。
C世界後リッカが正史となった場合
つじつまがあっている点
・枯れない桜→さくらの枝と研究から枯れない桜は作られる
・さくら→清隆の本名が芳野清隆
・正義の魔法使いのデメリット→作中では解決策なし=由姫さんの死は成立
・ⅡS.C.でロンドンでさくらさんを見かけた=さくらさん帰還だとつじつまが合う
合わない点
・C世界を突破しないと未来に進めない(4月30日に必ずループ)→さくらが失踪しない未来確定→Ⅲのプロローグの矛盾
・Ⅲのプロローグで学園長失踪の理由が不明
・純一の魔法の能力に説明がつかない(和菓子の魔法や夢見)

個人的考え
流れは風見鶏C世界①→リッカEND→Ⅰ→Ⅱ da capoルート→Ⅲプロローグ→桜の木に転生後の立夏たちが触れることでⅡのさくら失踪とⅢのループ突破後の矛盾が書き換えられる。→D世界
さくらが落ちてこないと言うのは初音島編でみんながさくらに触れる前=触れたことで世界が確定?
さくらの木復活後にさくらさんが出てこないのは世界が確定するまでのタイムラグ?
ただ、結局この考えだとさくらは必ずタイムスリップすることになる。
ここで、もう一つ語られていないD世界を追加
ループ突破からⅢでさくらの木に触れるまでをC世界とし触れたことでメール受信(これがD世界確定フラグ)→D世界なら矛盾が大体解消?
AとBはあくまでもCへ行く前でⅠ以降は存在しないと考えられる
要は結局、風見鶏A,B世界→C世界①→リッカEND→Ⅰ→Ⅱ da capoルート→Ⅲプロローグ→桜の木に転生後の立夏たちが触れることでⅡのさくら失踪とⅢのループ突破後の矛盾が書き換えられる。→D世界で世界が回る
正直自分でもこの辺りはちょっと不明

ただ、これでも純一の能力に関しては不明という・・・
芳乃家と朝倉家が親戚→姫乃が朝倉家に嫁ぎ嫁いだ人が夢見持ちならいけるかな

・姫の文字→姫乃ENDより子供には女の子なら必ず姫という文字を入れたい→由姫さんは葛木家と考えられる。由姫さんと結婚したのは純一と音夢の子供=姫乃は少なくとも朝倉家と結婚していない?となると上の文の一部が間違い

Ⅲのみの回収
・初音島編と風見鶏編のキャラ→転生体
理由 枯れない桜による願いの結果
・メールの文の意味→桜がが咲いたら、約束のあの場所で、お花見しようね。
・姫乃ルートで出てきたジル→ほとんどがリッカの夢の後に出てきていたのでリッカの思い出の象徴?霧の中にいた理由は不明
・初音島編でのヒロインが見る夢→共通と各々のルートとTRUE

Ⅲのみの未回収orあいまいな回収
・C世界突破後の葵の生存
死亡説→死亡の未来を見ることで禁呪に手を出したのでループ突破後は未来視どおり
不明説→あくまでも流れはA,B世界でのことなので霧を発生させないことが確定し、さらにさくらに触れたことでD世界発生したことから未来が不確定(シュタゲでいうA,B世界がループ世界線〔α〕 Cが葵の死確定〔β〕 Dが不確定未来〔シュタインズゲート〕)
・美夏がⅢ初音島の杉並に何も違和感を感じていない→杉並が自ら魔法使いと明かした?

シリーズ通しての未回収
杉並の存在→風見鶏にいる=魔法使い→魔法使いは外見をある程度操作可能=全作の杉並は魔法使い?


まあ、こんな感じで考察してみたけど、実際どうなのかわからない。
少しいろんなところで初音島編いらなくね?とみるけど実際これがないと世界が成り立たないようになってると思う。
まあ、あれだけ最初初音島編推してて攻略できるのは風見鶏のみですっていうのは確かに・・・とは思わなくもないですけどねー
後、今回は今ままでの泣き路線と違うのでいろんな意味でDCらしくないもしれませんね
どちらかというと伏線回収から来る興奮や勢い、盛り上がりと言った感じでしょうか
ただ、これから入る人のことを考えて導入部を作りさらに既存の伏線回収を行うためのシナリオを作るとなるとこれが限界だったのかな?
個人的には初音島編→風見鶏編→個別ルートといった流れにして欲しかったですね。
後はさくらの記憶思い出すシーンをもっとふかくやったりや帰還したあとの義之との再会なども欲しかった。さくらに関しては少しあっさり過ぎたかなと思いました
TRUEもおおむね満足だけどあのメールの内容を使って霧を晴らすのと葵を助けるのには未来の力が必要みたいな感じになってくれるともっと良かったかも。
まあこうなると葵完全メインヒロインとなってしまうけど

でもお花見をしようというのはいかにもDCらしいさわやかな約束でこれも良かったとは思います。

ふう、ようやくこれをまとめて自分の中でDCが一段落したなという感じになりました。
Ⅲのその後を見たいといった気持ちもありますが、まずはDCⅢスタッフの方々製作お疲れ様でした。


では最後にDCⅢのキーワードで締めましょう
-桜が咲いたら約束のあの場所で-

tag : レビュー

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プロフィール

雪月花  

Author:雪月花  
二次元住人雪月花です。

このブログでは皆様を二次元へ行く手伝いをさせていただいてます。

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