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メーカー PULLTOP
原画 八島タカヒロ , 基井あゆむ , 田口まこと(SD原画)
シナリオ 七烏未奏 , 紺野アスタ , 奥田港

あらすじ
風の吹き抜ける街『風ヶ浦市』。
ここは『風の王国』と呼ばれる学園都市。

無数の風車が立ちならび、風とともに生きる街。
といえばちょっとカッコいいが、結局のところ俺にはただの生まれ育った街でしかない。

俺こと、水瀬碧(みなせ・あおい)は、まあ色々理由はあるけれど、故郷に帰ってきた。
そこで出会ったグライダー部の少女たち、彼女たちとの生活が空への憧れのきっかけになる。

寮の問題児・車椅子の少女、羽々音小鳥(はばね・ことり)。
幼馴染の姫城あげは(ひめぎ・あげは)や理事長の孫・双子の風戸亜紗、依留(かざと・あさ、よる)、そして、伝説的存在の超絶美人なグライダー部の先輩・望月天音(もちづき・あまね)。

「どうしてもあの雲の上に行きたい!」
そんな願いを叶えるため、風車の丘の秘密基地で、俺たちの夏休みは始まった。

学園や生徒会の妨害を乗り越え、はたして、俺たちのグライダーは、この大空に翼をひろげることができるのだろうか?

シナリオ 15/20
新生PULLTOPチームによるさわやか青春ADV
確かにうたい文句のとおり終始どこか懐かしさを帯びたさわやかな物語でした。
一度夢を失った主人公と一人の少女が新たな夢を見つけ、多くの障害を乗り越えて仲間と一つのことを成す。
非常に王道でしたが、とても丁寧に過程を描かれていたため王道なシナリオでも楽しむことが出来ました。

第1部では主人公達がソアリング部に入部しある目的を達成しかけるところまでです。
ここではまだ主人公もヒロインも借り物の目的に縋っているという状態でした。
どこか一所懸命にしててもここぞと言うときに自分達の芯が薄いと感じました。
それは悪いことではなくあくまでも第1部は天音が主人公であったためでと思っています。
天音の未練によって存続していたソアリング部、そこへ惹き付けられるように集まってきた主人公達はあくまでもまだ天音先輩が掲げた目的にぶら下がっているだけであるからです。

ですが第1部を終え天音の物語は1つの区切りを終えます。
ここまでが個人的にはプロローグだと感じました。
なのでここまでは個人的に青春と言う要素があまり感じられなかったです。

では第2部ですがこちらからこの大空に、翼をひろげてという物語が始まっていきます。
こちらは少しの共通を挟んだ後にそれぞれのルートへ分岐していき、最終的な目標へ向かっていくシナリオです。
個別ルートに関してはライターが違うためか非常にどれも違った色になっています
個人的にこの大空に、翼をひろげてという物語を表現しているシナリオは小鳥だと思います。
天音の思いを引き継いだ主人公と顔も知らぬ日記だけの存在となっていたイスカの思いを継いだ小鳥
この二人がソアリング部の中心となり結末へ向かって走っていく姿は1部からの成長を非常に感じることができ、その上で自分達の過去を乗り越えていく、この展開はうたい文句のとおりさわやか青春というものでした。

では、ある意味裏主人公と思われる天音のシナリオですが
こちらはあくまでも補完的な意味合いが強いなと感じました。このシナリオはあくまでも天音が中心であり、ソアリング部に関わった人たちの物語と感じました。
なので青春という要素は薄く、さらに過去の話も少し弱く感じたり唐突に感じたため言葉の説得力も薄くあまり感情移入できませんでした。それでもその中でも達也の言葉だけは光っていました。彼が光っていたのは過去からの積みかせねによるものと共通から多く登場しているためブレが少なかったからです。そして彼のよさは他人物が語るのではなく読み手に感じさせるものだったこともあります

あげはに関しては大分ライターの力不足を感じられました。
まず展開の仕方があまりにも雑です。あげはに関することの書き方があまりにも自己中心的に書かれ多くに迷惑をかけたにもかかわらず解決は主人公だけでやる。さらにテキストのテンションが他と比べて異常な高さのため少し寒さを感じました。
このシナリオの欠点はあげはを自由に動かしたことででた周りの迷惑へのけじめの書き方が雑だったのと主人公の考えの無さだと思います。

最後に双子ですがこちらは個人的に一番好きなシナリオでした。
全ルートで一番青春と言う色が強かったのではと思います。ですがこの大空に、翼をひろげてという作品のシナリオとしては少し外れてるとも感じました。シナリオへ関わってくる時期が他のキャラよりも遅く第2部からだからというのもあります。
まず流れは小鳥の序盤と被っています。
シナリオとしては姉が単独と姉妹ルートがあり本番は姉妹ルートです。
姉ルートに関しては妹の葛藤やソアリングへの興味の本当の理由、フライトの過程が薄いためどちらかというと姉妹ルートへの前座と感じます。
では姉妹ルートですがどちらかというとこちらは妹の方へ焦点が当てられています。こちらは非常にキャラの内面に迫ったシナリオとなっていました。天才と言われる妹の振る舞い、凡才の中の天才である姉の嫉妬など姉妹のすれ違いというものがしっかりとしていました。
なにより結末が他と少し違った形であったのも好印象。

これは俺自身の青春の定義ですが
青春はやはり「成長」 「挫折」 「すれ違い」 「別れ」が大事だと思っています。
青春をしてるなと感じる時は個人的にいつも振り返ったときだと感じています。そしてそれは一定の事柄ではなく長い期間を通して得た苦さや楽しさ全てを通して得たものだと思っています。
なのであの夏は青春していたなではなく、あの1年、あの高校のころなど長い期間などを書いてくれる青春物語が個人的には好きです。
この大空に、翼をひろげては期間という点は上手に使ったなと思いました。
ですが個人的には1つの目的を終わって卒業してーという部分まで書ききって欲しかったです

キャラ16/20
個人的に残念だったのは多くの登場人物がいるのに活かしきれたのが少人数だったと言うことです。
まー坊もそうですがほたる、佳奈子、寮の面子、飛岡この辺りは描写が少なすぎてあくまでも物語に都合のいいキャラになってしまっていました。
特にまー坊はもっと主人公と協力して目的を達成していくなかでの一人としての役割を与えた方がよいのではないかと感じました。青春とうたうのに主人公しか男手がいないというのはあまりにも不自然に感じてしまいました。
ほたる、佳奈子に関しては特定のルート以外では空気化しているのが残念なのとほたるに関しては正直性格が意味不明でした。
特に説明も無いためただの痛い子に思ってしまい、少しもったいなかったと個人的には思いました。

飛岡に関してはエロゲでは非常に書くのが難しいキャラだと思います。飛岡側の事情を主人公に焦点を当てながら書き、なおかつ飛岡にも多少の正当性をもたせ救いを残す。こういうのはどちらかというと小説や漫画のほうがやりやすいですね。
あまりにも中途半端に過去の出来事が出てきたため中途半端なキャラになってしまいました。

ではメインの方ですがこちらはシナリオ欄でも書いたとおりしっかりと生きたキャラがかかれていました。
どのキャラもなんとなくで行動しているのではなくなんらかの積み重ねによって行動しており、そのなんらかをしっかり個別で掘り下げられていました。ですがあげはに関してだけは少しそこの部分が弱かったです。

音楽 17/20
曲調が個人的に好みのものが多かったです。
どこか透明感がある感じと懐かしくなるような優しいBGMと言った印象でした。
個人的には「Open The Wind」 「dreamin'little bird」がお気に入りです
ボーカル曲も非常に作品にあった歌詞であり物語中で流れるタイミングもばっちりでした

エロ 16/20
萌えゲとしてはエロ描写も頑張っていたと思います。
尺も程よく長く、キャラを崩れさせない程度のエロさ、そして構図のうまさ、CGの綺麗さなどここはなかなかレベルが高かったように感じます。
さらに予約特典でエロシーンが増加するのもなかなか面白い試みだと思いますね

システム 17/20
個人的重さも感じなく、マウスジェスチャー、ショートカットなどなかなか使いやすさがありました。
演出に関してはもう少し頑張って欲しいところでしたがエロゲの媒体で臨場感と言うのもなかなか難しい話なのでここは仕方がありませんね


総評 78/100
安定して纏まっている萌えゲの完成形だと思います。
起承転結がしっかりしているため大幅な破綻も無く、読みやすいテキストのため多くの人が安心して出来るのではないでしょうか?
ただ、どうしても丁寧すぎるせいなのか突き抜けた部分のなさと各結末での淡白さ、終盤の展開唐突さ、熱量を感じられるような部分が少なかったなどシナリオ面では少々物足りなさを個人的感じました。
そしてこちらは個人的な想いですがどうしても青春ゲーとしては弱く感じました。
それは小鳥と依留以外はみんな最初から仲が良くどうしてもすれ違いやぶつかり合いが少なく感じられたからだと思っています。
それとやはり動くキャラ数の不足でしょうか?魅力的な脇役の男友達の不足ははやり青春ゲーとしては致命的でした。
なのでソアリング部を通した主人公と小鳥の成長物語といったほうがしっくり来る気がします。

ただそれでも俺自身に高校や大学時代を思い起こさせてくれるような話でもあったためそれだけでもプレイしてよかったです。

こっからネタバレ

小鳥ルート
廃部からまたソアリング部を再興するためには何が必要かと個々人で考え行動しながら進んでいく部分は非常に良かった。その中で小鳥を中心に回っていくソアリング部で主人公と徐々に距離が近づいていく過程は恋愛物としても良く、その過程で仲間の存在感を薄くしないことも好印象
ただ終盤の親父の展開はもう少し前から存在を強くしておくべきだったのと、やるならもう少し尺を取るべきだった。唐突感とあっさり感で少しう~んとなってしまった
最後の手術の流れもひつようだったかな?と思った

天音ルート
どうにもキャラを消化しきれてない印象だった。ルート入るときのキスなど掴みが良かっただけに残念
こういうシナリオこそマルチ視点を使いながら進んでいくといいのになと思った。特に終盤の飛岡からイスカの手紙受け取った後はキャラの心情が非常に大切になる部分であったためもっと深くやって欲しかった。

あげはルート
あまりにもあげはが自由すぎてソアリング部のまとまりというものが何も感じられなかった。行き過ぎた自己犠牲を止める人や気持ちをぶつける展開なども皆無だったため熱量というか本当に何がしたいんだろうと終始感じでしまった。幼少期の告白を断った理由にしろソアリング部を避けていた理由にしろどうしても説得力が弱すぎる。壊れるのがいやという理由なら幼少期のそこの部分もしっかり書くべきだった。

双子ルート
依留の青春を見つけるというテーマは非常に良かったし、天才の扱い方も個人的に好みだった。
最後の展開も主人公ではなく双子が飛んだと言うのはいっまでのマンネリ化した結末と違ったため良かったのではないでしょうか?
何より最後の
「青春、見つけましたー」
これはこのルートを締める最高の言葉だと思います
だけど双子にかかりきりで肝心のソアリング部での活動が薄くなってしまっていたのは大幅減点。
二人を大切にするために二人を振るという最初の部分はもう少し尺を取って主人公の葛藤なんかも入れて欲しかったです。


では最後にシナリオで出てくる言葉で終わります
「青春、見つけましたー」

レビューを見てくれた方々ありがとうございました
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tag : エロゲ レビュー

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メーカー Yatagarasu
原画 稲垣みいこ , たぢまよしかづ , 雪月竹馬
シナリオ 西村悠一 , 坂元星日(サブ)


あらすじ
閑静な住宅街の一角に佇む喫茶店 『紅茶館・童話の森』。
絵本や童話、壁掛けオルゴールなどが並ぶアンティークな店内。
紅茶の優しい香りと、俗世離れした女性店主が訪れる客を迎える。
主人公・名波行人は不思議な既視感に誘われるまま、喫茶店でアルバイトを始め―― その日、店に大きな木箱が届く。
木箱に入っていたのは、大量のウサギのぬいぐるみ…… そして、銀色の髪に紅い瞳をした不思議な少女だった。
サキと名乗った少女は行人に伝える。

『“運命の輪” が狂っていること』
『一週間後、行人には “死” が約束されていること』
『行人に近しい人間には “不幸” が訪れること』

サキの言葉通り、行人を中心に次々と不幸が訪れる。
半信半疑ながらも、行人は彼女を信じるようになっていく。
『助かる方法は、狂った “運命の輪” を元に戻すこと』
そんな彼らに残された日は、たった一週間。

「あえて言わせてもらうならば――“悲劇” へようこそ、だ」

今年は優等生なエロゲが続く中で突如ヤタガラスより現れた怪作
超高難易度のシステムの迷宮を潜り抜けた先に待つ童話の結末は非常にすっきりとしたとても心地よい感覚をもたらしてくれました。

シナリオ 19/20
感覚としてはシュタゲとコンチェルトノートを足した感じでしょうか。巷ではYU-NOに似てるそうですが俺はYU-NOを未プレイなのでその辺はよくわかりません。
まず肝心の出来から先に言わせてもらうと
俺は非常に楽しめました。
ここ最近のエロゲでは見られない怒涛の伏線回収と物語に仕掛けられたトリック、そしてある一途な思いがたどり着く結末のすっきりさ
この辺りのレベルは本当に高いと思います。
今回はシナリオの内容にはほとんど触れず印象メインの感想にします。
それはこの作品に関しては前情報を入れなければ入れないほどほんとに楽しめるからです。

正直他のまとめサイトとかで見ると勘違いな記事やネタが入ってるのであちらの方は真に受けないように

序盤に関しては作中に出てくる運命の輪こちらの影響といったものと古色の世界観の把握となっています。
中盤からある目的が確立されそこから主人公はそこへ向かってひたすら走り続けます。
ここの部分は下手すると全てがネタバレや想像が働いてしまうので書きません。
是非プレイしてみてください
終盤はもう怒涛の伏線回収と本当の目的への全力疾走
正直ここはあのEver17を若干思い出しました(内容という意味じゃなく、怒涛の展開的な意味で

現在2周目を少ずつやりながら考察したりしているので矛盾点はわかりませんが今のところはかなり整合性が取れていると思います。

個人的に惜しいと思ったのが中盤の主人公の目的のために疾走する動機をもっと強く、深く書いて欲しかったというところですね。

キャラクター・エロ 15/20
終盤に行くにつれキャラとキャラの扱いの差が若干出てくるところは少し減点です。
特にある2人に関しては大分悲惨です。ですがそれでもしっかりと印象に残るのはキャラとしての役割がしっかり設定されそれを完遂したからではないかと思っています。
さてでは優遇されてるキャラはどうかというとこちらは素晴らしい書き方です。
感情の移り変わり、壊れ方そして意志の強さとすごく深く書かれていたと思います。
特に主人公は好き嫌いが分かれるかもしれませんがこの意思と行動力、そして一途さは最近じゃ見ないレベルでした。
さて優遇と不遇のキャラに関してはあえて書きません。こちらも是非プレイして確かめてください

それと絵に関してはみいこさん以外は若干微妙かもしれません。ですがみいこさん担当のサキに関しては素晴らしい。
前半はちょっとうざめかもしれませんが、物語が進むにつれ可愛くなってくサキに俺はやられました

音楽 18/20
BGMは数じゃないことを証明した作品ですね。少ないながらも非常に場面に合ったものが多くどれも耳に残るものでした。
OP曲の歌詞もクリア後ならもう感涙モノ、こういう物語に合わせた歌詞というのは心に響きますね。
ただ、音楽鑑賞モードがないのだけは本当に残念です。パッチかなんかで実装してくれるとうれしいです。

システム 19/20
このゲームの売りはここです。
このゲームをやる人に今から一つ言います。もしやるなら攻略は見ないほうがいいと思います。これは物語的にもそして達成感的にも全く違いが出てきます。
もしこういうシステムが苦手や嫌悪がある方はヒントシステムがあるので積んだときだけこれを使ってみてはどうでしょうか?
さて肝心のシステムですが
フローチャートと言葉による運命操作です
前者はよく使われてるフローチャートと大体一緒です。
でメインが後者
こちらは従来の選択肢を排除し作中で手に入れた言葉を使いある場面場面を動かしていくというものです。入手した言葉は左に格納され求められる場面でその中から自分で考えて使用します。
間違えればなくなると死につながる運命量が減少、当たれば上昇など他にも色々ありますがここのようなシステムが非常に物語にマッチしておりまさにこれがあったからこそのこの物語です。
ですのでもし購入をお考えの方は一回体験版でシステムだけ体験してみるのも良いと思います。

そしてクリア後のおまけシステム
これを作った変態紳士のスタッフさんよくやってくれました。
これはホントにプレイヤーへのご褒美です。
プレイ後の虚脱感を一気に払拭してくれる画期的なものだと俺は感じています。
俺の息子も大変よろこんでおります。
エロ 10/20
こちらはまあ及第点。
エロさはほとんど皆無ですがただエロシーンにこめられてる意味がなかなかにすごい
正直エロさより悲壮感が非常に漂っていました。
ただ現在おまけHでありあるキャラのエロだけ見れてないのでもしそこに満足すれば加点があるかもしれません

総評 89/100
ループモノとしては非常に高レベルなのではないかと俺は思っています。
確かに予想外のところ(むしろキャラ買いだった)からの良シナリオだったのでもしかしたらちょっとそういう補正が効いてるかもしれませんが、それでも俺はこのゲームに出会えてよかったです。
そしてこのゲームは○ゲーです。
そして俺の中でいまやこれが○ゲーとしてTOPに君臨しました。
まだまだ2周目などをやろうと思っている作品なのでもしかしたら加点があるかもしれませんし感想も新しくネタバレオンリーで書くかもしれません。
ここまで絶賛のレビューというのは久しぶりで、個人的にはあまり絶賛して話と違うみたいなのが言われると怖いですがもしこれを見て少しでも興味をもちましたらやってみてはいかがでしょうか?
俺の中では今年のエロゲとしてこれと人類救済部がTOP争いです



ではこっから少しばかりネタバレを



この作品は多く言われてるとおり多くのトリックや展開が見たことあるものかもしれません
トリックに関していえば某シリーズのトリック
こちらのようなプレイヤー≠主人公を否定するようなシステムは賛否が分かれるのでしょう
ですが個人的にはあくまでもエロゲは読み物であると思っているので主人公=プレイヤーとは逆に思えません。
だからこそプレイヤーをゲームの一登場人物として扱うようなシステムは個人的には大好きです。

ではまずこのゲームの疑問から
まずは古色迷宮輪舞曲の世界を構築しているのは古宮舞です。
ここで言う世界と言うのは咲が死を回避するためにサキを生み出し最終的にサキが咲に戻るまでと定義します。
まず-助けて-ですが
こちらは咲(サキ)から行人へ舞からあなた(プレイヤー)へと投げかけられたものだと思います
ここは妄想ですがサキは何度もループしているような発言がありました。
では、プレイヤーであるあなたが生まれたのももっと前になるのではと思いました。
となるとループを抜けることが出来ず、さ迷っていたサキの心の声の助けて
そして助けるために古宮舞が世界を構築したがピースが足りず助けることが出来ない
そこへ現れたのがプレイヤーであるとすれば少し納得できるような気もします。

さてでは次にプレイヤーの立ち位置ですが
プレイヤーが帽子屋であるということは少なくともプレイヤーとしての主観が行人に混ざり始めたのはサキが消えてからでないとおかしいです。
さらには位置づけとしてはプレイヤーは古宮舞に非常に近いため赤髪のサキを認識できるはずですが、認識が出来るのは行人が帽子屋になると決意した後からです。
ではプレイヤーとは何か?
まず事象を超え、運命に干渉できる存在である。
では行人が事象を超えれるようになったのはなぜか?
ここは行人が帽子屋と自分を定義しそれによりプレイヤーとの主観がより濃く混ざり能力を受け継いだ。
また赤髪の咲を知るクオリアはプレイヤーも見ていないので持っていない。
赤髪のクオリアを得るのはそれが始めてであるためである

次に三月兎の存在
言うまでもなく彼女の目的は運命の輪をこれでもかと言うくらいに歪めそして過去へ戻れるだけの運命量を手に入れる。
まず第1段階がサキと咲(行人視点では助けに来た方)の邂逅
これによってまずサキの存在の否定(タイムパラドックス)
これによりサキが否定されサキが生み出される前(本来の世界)へ戻る
ここで大切なのは行人と三月兎がタイムパラドックスを観測したことではなく古宮舞に観測させること
ここで古宮舞による言葉「お願い、助けてー」
これがプレイヤーをプレイヤーとして確立させた一言だと考える
第2段階の運命量を手に入れるだがロストⅢを見たところ三月兎の方法は間違っていたと言うことであろう。
あのひどい結果を観測し続けた舞さんが言葉通り全てをなかったことにする事象を生み出したと考えられる

そしてこれも妄想ではあるがこの物語=世界は咲を助けるための物語である
ならば行人がここへたどり着くためには全てのことが意味があると言うことである。
行人の罪も三月兎の凶行もそしてその凶行を行わせたうえで咲を見つけ、その上で歪みの原因である三月兎の排除
ここから三月兎という存在も結局は古宮舞によるこの童話によって結末を迎えるために用意された役者と言えるであろう
そして古宮舞はサキだけを助けると入っていなかった。
もちろんこれは詭弁ともいえるしこじつけだと自分でも思う
古宮舞が助けたかったのは自分に関わった人達と思っている。
そして月が星を助けるために必要なのは三月兎の決意ではなく姫野美月が全てを経験し得た美月だけのクオリアが鍵だったと思う

謎な点としては三月兎が輪を越えた先でサキがいないことを知っていた事実
こちらは不明であり行人を協力させるためのハッタリと考える

次は事象の移動
これは先ほども説明したように行人はプレイヤーから美月は古宮舞からである。
ではサキのハートのエースであるがこちらは設定不足と感じる。
記憶の復活条件は2種で
行人による言葉
ハートのエースという記憶を保存するボックスをマーカーとする
前者は物語を追っていたため納得できるが後者の設定が不足していると感じた。
トランプによる自己暗示で記憶保存というのは流石に安易すぎると感じた。さらにこれはサキだけではなく美月も可能である

なのでここの部分(事象移動と記憶の引継ぎに関しては若干俺の理解不測である)

運命の輪が正常になった後のED変化
月と星の和解に関しては特に問題ないといえるであろう。なぜならあれはTREUエンドの事象内での話であり記憶を持った行人、咲が存在してるのは不思議じゃない。
この二人の記憶保持に関してはご都合主義的なものであるとは思う。
物語で動いていた行人とサキはやはり消えたと俺は思っている。
超えた先の主観に統合されたというのが正しいと思っている。
こちらは小説版のシュタインズゲートでも同じでありあちらも最後の結末を迎えるために失敗を迎えたが結局は主観が継続した
こちらも存在が消えた後主観が越えた先の主観へ統合され連続したのではと思っている。
ではなぜここで咲は連続しなかったのか?
あくまでもサキは狂いによって生み出され存在としてはあいまいなものだった。
だからこそ主観が混じらず不連続になったのだと考える。

では遠回りしたが謎は一葉と和奏EDである。
彼女らは改変後幸せな結末を迎えている。さらには記憶もどこまでかはわからないが引き継いでいる。
さらに和奏に関しては事象を超える力も持っていることが一葉BADで確認されている。
これにより和奏への事象を与えたものと記憶の引継ぎ方法が不明なまま終わっている


このように矛盾や曖昧さは考察してみると多少出てくるがそれでもプレイ中は楽しめ、一気に終わらすことが出来る力もあったと個人的に思ってる。
多く言われているサキへの思い入れの強さが少し不明と書かれている点
こちらは完全にライターの力不足である
確かにあの輪の中だけでは少々説得力に欠けるが個人的には最初の方は躊躇いもあったし、なにより最初の行動を後押ししたのは他でもないプレイヤーである。
それによりプレイヤーである狂った帽子屋が完全に行人に混ざり合い行人が狂った帽子屋となったのではないかと個人的な考えである。
確かにプレイヤーの意思で言葉を投げさせたと書いたがもちろん、これは物語でありプレイヤーでもそんな選択したくてしたんじゃないと言う人が出るのは当然である。なのでこれは俺の一意見として捕らえてくれるとありがたいです。

さてこれは俺の個人的な評価に関する思いです

最後にこのゲームを評価がいいと知ってプレイするのはいいと思うし人の感想を参考にしてプレイするのもいいと思うが結局は個人の感想でありあくまでも参考程度にし、鵜呑みにするのは駄目だと思う。
先発組みの感想が高いのは評価の高さを知らずにプレイしたからでありその中で楽しむことが出来た。後発組はある程度評価が揃っている中で始めているため当然受ける印象が違う。
だからこそ誰か賞賛批判しているレビューに対して批判をしたり、合わないからステマだと自分の感覚こそ正しいというのは少しおかしな話だと感じた。面白くない、面白いなどいろんな意見があるからこそ作品は成り立っていると思う


では作中のこの台詞とこれからプレイされるユーザーへのメッセージで終わりましょう

『紅茶館・童話の森』ーそれは童話の世界への入り口
「――“悲劇” へようこそ、だ」

レビューを読んでくれた方々はありがとうございました
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原画 川原誠 , ざせつおう , 田口まこと(SD) , ikki(メカニックデザイン)
シナリオ 井上啓二
あらすじ
温暖化現象を遙かに上回る “惑星高温化現象” に襲われた、西暦2040年の地球。
北極&南極の氷山、北欧のフィヨルド、ヒマラヤの氷河、シベリアの永久凍土―― あらゆる氷が融解し、地球全土が海没。
生き残った僅か10万人の人々は、人工海上浮揚都市『アクアポリス』で絶望に満ちた漂泊の日々を送る。

そんなアクアポリスに、追い打ちを掛けるように正体不明の機械生命体・SPOOK(スプーク) が襲いかかる!
蒼穹の空と紺碧の海に挟まれて、アクアポリス防空隊 と SPOOK の激しい空中戦が繰り広げられる!
圧倒的な数のSPOOKに、ジリジリと消耗し、追い詰められていく アクアポリス。
そんな滅亡寸前の人類の前に、謎の美少女・星海凪と人型機動超兵器・アエリアルがその姿を現す。

凪とアエリアルが、残された人類に指し示す未来とは――?
人口海上都市『アクアポリス』で繰り広げられる、恋と友情、出会いと別れ、生と死――


シナリオ 15/20
井上さんが得意とするヒューマンドラマは今回も健在であり人が絶望的な状況ながらでも必死に生きようとしているのがすごく伝わってくるシナリオでした。
絶望的な状況だからこそ時代に抗おうとするもの、流されるもの、力があるから戦わなければならないのか、個々人の戦う理由、そして現実という理不尽さこの辺りの描写のうまさは流石だと思いました。
さらにアルテミスブルーで指摘されていた終盤の失速も結構改善されていたように思えます。
章毎に見ていくと3章まではアエリアルの世界観を説明しながら絶望的な状況を理解させるための部分となっています。
4章からはシンがシナリオでもよく出てくる大人になるためのシナリオとなっておりその中で人類の脅威と戦う形になっています。
6章では人類同士の小競り合いがありますがここは少々退屈ながらも必要な描写だったと思います。BIGOの人が言ってたように人類同士で戦う恐ろしさを忘れてはいけないというのを思い出させるというのはこの状況においては必然だと思ったからです。
7,8章に関しては個人的に非常に燃えました。やはり総力戦というのは熱いと感じますし、今までに名もない脇役にもドラマがあったため彼らが散っていくさまは胸にくるものもありました。
井上さんが書くシナリオはホントに脇役もメインもいろんな意味で目立ち、好き嫌いは分かれますが非常に印象に残るキャラだと思います。

ですがここからが今回残念だと思った部分です。
今回のテーマは時代に合わせられた大人だと思います。
前回のアルテミスブルーも子供と大人の対比が多く見られました。
前回は桂馬という男が大人代表でありまたみんなの憧れで、今回はそこのポジションに東郷シュウがいました。
ですがシュウではやはりまだ足りないなとコンプ後感じました。
なによりシュウには絶望と挫折が足りなすぎると感じました。確かに行動力もあり結果があるので説得力はあるように聞こえますがあまりにも理想を口に出しすぎたと思いました。
ここがアルテミスブルーの桂馬との差だと思います。
彼は大事な部分で語り後は行動と背中で見せてきました。
だからこそ誰もが憧れめざし、称えてもあまりくどさがなかったのだと個人的に思ってます。そして周りの大人である涼子やケイトもやはり亜希子には遠く及ばないというものでした。
だからこそ彼らの言う言葉はくどく聞こえたのかもしれません。
娑婆っ気 筋金という言葉は確かに間違ってないと思いますし、大人への成長は確かにそうなのかもしれませんが語られすぎたのと語るキャラクターに魅了が足りなかったのが今回の最大の欠点だと思います。どちらかというと軍艦の艦長や補佐官たちの言葉の方が重みがあり彼らから語られたこれらの言葉は余り個人的にはくどさがなかったように感じます。
さらに減点だと思ったのが戦闘描写と戦闘内容そして物語の構成です。
飛行機による空中戦は非常に魅力的であり演出不足ながらも文に迫力がありました。ここは多分ライターの好きな分野なのでしょう。ですがアエリアルの戦闘となる途端に淡白なものが多くなります。唯一良いと思ったのは4章の水中戦ですね。
それ以外はどうしても動きがないのとあまりに強大な力のため圧倒さが目立ってしまっていました。
そのためにアエリアルを出しにくい状況となりさらに戦闘も淡白とロボットものを求めた人にはどうしても低評価にならざる終えないのでしょう
さらにエロゲである分岐、ルートというものがこの作品の面白さを減点しているものだと思います。ルートも既存のエロゲのような主人公とヒロインというものとは大分違います。
だからこそ中途半端となり結果としてどちらの層からも良い評判が得られないものとなってしまいました

キャラクター 18/20
上記でも描きましたようにやはりキャラはモブ サブ メイン全てが生きているキャラだと思います。
先ほど書いたシュウ 涼子 ケイトに関しても受けは悪いですが確固としたものが持っている以上それが個でありシナリオでは大切なキャラなのだと思います。
また主人公であるシンは非常に多くのものを失いそして苦難を乗り越えながらライターの書く大人へと成長していきます。
ネタバレは避けるように書いているので詳しくは書きませんが大人になるというのはあることを乗り越えることだとアエリアルを読んでて俺は受け取りそれはおれ自身も思っていたことでした。
そして乗り越えた先に良く出ていた娑婆っ気が抜け筋金が入り大人になるということなのでしょう。
これをしっかりシンは物語中にやり遂げたと思っています、それがどんな結末であっても
ここの部分があるからこそシンが最後に大人を語るのは良かったと思います。
また子供陣である未来 尾身の成長も少しゆがんだ形であったのも面白かったと思います。
彼らこそ時代に強制的に大人にされたというのが表現されていたように感じました。
急速に変化する状況の中で無理やり時代にすり合わせたことにより結局は周りの大人に都合の良い大人になってしまい自分で望んで大人になったシンとの良い対比だったのではないでしょうか?

そして鍵になる凪ですがこれが非常に良いキャラをしていました。
人工物に良くある感情のない状態から感情を宿していく過程が秀逸であり、まただからこその彼女の決断だと思いました。
少しネタバレなので伏せてます
ただやはり彼女を主としたグランドは欲しかったですね・・・
アナザーエピソードがありますがあれはどちらかというとバルドスカイのファンディスクの世界線みたいな形でしたので、できれば彼女にも結末を選ばしてあげて欲しかったです
そして最後に声優の演技です。
声優というのはここまでキャラを生かせるのかというくらいの熱のこもった演技でした。
絶叫シーン、狂うシーン、悲しみ、全てが手抜きを感じられない本物を感じることができました。魂がこもってるといってもいいくらいです

音楽 16/20
アルテミスブル-の時は雰囲気に非常にマッチしていたBGMも多かったですが今回は少し微妙だった気がします。
戦闘曲も少し疾走感が足りなかったのとシンミリする曲が少しはずれだったのですね
しかし、Vocal曲が非常に気に入っています。挿入歌が流れたシーンはやっぱり非常に熱かったですし、OP曲が劇中で流れた時はおおおとなりました。
特にOPに関しては非常にお気に入りであり今でも毎日聞いています

エロ 12/20
エロの絵は非常にエロいと思います。肉感というか萌絵にはない人の魅力を感じました。
ただエロのテキストが非常に独特ですのであまり抜きには使いにくいですw
なんというか洋モノのノリでなんか笑えますね

システム・演出 15/20
システムに関してはそれほど悪くはないのですがスキップの速度が少々遅いように感じました。
またルートの概念もあまり意味を成さずやはり一本道にするべきではないかなと思いました。
最後に演出ですが今までに比べるとかなり頑張っています。ホントに成長したと思いますがやはり戦闘モノとしてはかなり弱いです。
もう少し動きのある演出が必要だったのと爆発、ミサイル、機銃が当たった場合がちゃっちかったです。

総評 79/100
ここまでシナリオに関して不満を言いましたがそれでも物語へ引き込む力はあり今は少ない魅せるエロゲーではなく読ませるエロゲだと思っています。
それは俺が人の熱い生き様や個々人の信念や思想の対立、その上で生きていくということの難しさ現実の厳しさというものが好きだからかもしれません。
確かにロボモノといった作品としては微妙ですし批判されると思います。その中でも厳しい現実を生きる多くのキャラクターの生き様を書いたヒューマンドラマとしてはやはり良いものだと思っています。

今回も井上さんが書きたいシナリオを書いたというのが感じられました。
個人的にライターはやはり自分の好きなものを好きに書ききって欲しいと思っています。それが例え酷評されても何人かは面白いと思う人がいるかもしれませんですし、それこそがそのライターが一番楽しく書けるのだと思います。
最近は演出や絵で魅せるエロゲーが非常に多く少し前の文で見せるエロゲーが減ってきたなーと思ってます。もちろんどちらもニーズがあると思うのでどちらも大事だと思います
ですがこういうテーマをしっかり持って書けるライターは個人的には貴重だと思うので賛否も非常に出るかとは思いますが次回も自分の書きたいものを書ききって欲しいです。

このレビューを読んでくれた方々はありがとうございました

tag : エロゲ レビュー

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メーカー bitterdrop
原画 オダワラハコネ(小田原箱根) , とりしも , ひなた睦月
シナリオ 佐藤心

あらすじ
どれだけ稼げば、取り戻せますか?
ある日、幼なじみたちと見上げた青空を、まだ覚えている。
若草つぐみが笑って手を振って。 早乙女凪が口を尖らせそっぽを向いて。 滝沢和彦がいつものように突っかかってきて。 そして、渚坂白亜が静かに微笑んだ。
置き去りにした過去が心を締めつける。
透明なガラスに映る空は変わらず青いのに、その空の下にいた私たちは変わってしまった。

青い海に囲まれた島・直島経済特区。 結城律也は、3年ぶりにこの地へ降り立った。
ほのかな懐かしさと共に頭をよぎるのは、置き去りにした幼なじみたちの存在。


そこは、世界で最も資本の集まる島。
若者たちは島唯一の学園へと通い、夢を競い合う。


律也に課せられたのは、この島の頂点に立つための試練。
だが、かつての仲間たちが背負った運命を、彼はまだ知らない。

シナリオ 17/20
エロゲというかこの系統では非常に珍しいガッチガチの金融をテーマに扱った作品
まず全体では4章構成になっておりジャンルにある絆取戻しとあるように1章ずつ主人公が数々のマネーゲームを乗り越えて絆を取り戻しながら成長していくシナリオとなっています。
シナリオの中身としては基本どの章もHAPPYな形と言うよりGOODといった形で終わります。
どの章でも行われる戦いに関しては非常に練られており、しっかりと把握しながら進んでいくとここでこれかーなどとテンション上がる場面もあれば、他の専門知識においてもおおと納得する場面もありました。
日常シーンに関してもほとんどがテンポよく進んでいきます。
最後の展開も安易に萌ゲでよくみられる愛の力によるご都合主義ではなくしっかりと今までの章で積み上げてきた結果による最大限だったのが良かったです

気になったと言うかここからは減点部分で
まずシナリオとしては一本道で結ばれる相手も一人本編中ではエロも1とある意味エロゲとしてはちょっと・・・と言われても仕方がないと思います。
まあこれ買う人はあまりそちらに期待する人は少ないでしょうがもし期待してる人がいたらご注意を
それと次にボリュームですが全体で12~3時間くらいだと思います。
まあフルプライスとしては少し短めなのとやっぱりルートなしが欠点と言う人はいるようですね
それと会話シーンもいくつかテンポが悪い部分と3章が少しダレるかもしれません。

ですが個人としてはシナリオに期待していたのでエロ薄やシナリオの短さはあまり減点になりませんでした。むしろシナリオに関してはテーマもしっかりしておりよくしまってたと思います。

キャラクター 17/20
捨てキャラが少なく、全員にしっかりと役割があったのがこのシナリオの長所だと思います。
特に主人公と白亜の関係は非常に良かったですね。
さらにみんなをまつつぐみもただ夢見る頭の弱い子じゃなく意志の強さを持った女の子だったことも○
凪に関しても根底はみんなの思い出を大切にしたいと言った気持ちから

ようするにみんなが底で持っていたのが同じと言うのがとても良かったです

音楽 19/20
ここはホント素晴らしい
特にOPの歌詞がクリア後だと非常に感慨深い
さらにBGMも数 質ともに満足であり、サントラあって良かったと思えるレベルです
タイトルの波間の国のファウストというBGMはやっぱりあの場面で流れたからか非常に印象に残ってます

絵・エロ 13/20
ここだけがほんとに惜しい
絵が悪いと言うより塗りがあまり綺麗じゃない。キャラデザはそこまで悪くないと思うし、CGも絵柄は悪くなかった。
後、物語の性質上エロの数は少ない
特に白亜以外はIfのおまけみたいな感じです

システム 14/20
最低限はありますがあくまでも最低限
このシナリオをやるならやはりTIPSはつけるべきだったと思います。
TIPSがあるだけで大分薦められる範囲が広がったかと

総評 78/100
エロや恋愛じゃなく純粋に設定とシナリオで勝負に来た感じです
もちろんシナリオに粗はありましたし、納得いかない部分もありますがやはり、エロゲではなかなかお目にかかれないテーマ、さらにはまとめることが難しいテーマの中でしっかり物語を閉めることが出来たこの作品は間違いなく評価されるべきだと思ってます。

エロゲとしては確かに評価しにくいですがエロ数が多くキャラ萌できるゲームというのは市場にあふれかえってるのでここのメーカーとライターは萌ゲとかではなくこの先もこういった題材に挑戦していって欲しいですね。

では最後にゲームに出てきたこの言葉で締めましょう
「-My word is my bond-」

tag : レビュー エロゲ

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サークル StudioBeast
原画 深山観音様(深山雨彦) , 飛月腕十字 , 京極燈弥
シナリオ 昼王

あらすじ
島地は屋根の上、雲を眺めていた。

世界は今日も日常のまま横たわって、
時間は規則正しく今を過去へと送る。
無人の町、無人の廊下、無人の教室。

誰もいない学園で、
島地は小柄な少女・芽依に出会う。

「私ね、部活を作るんだ」

無人の学園に似つかわしくない言葉。

――――人類救済部。

無人の世界に空しく響く言葉。

今や世界から、人類は滅亡していた。

生存者、わずか3名の滅亡世界。
人類のいない世界で、少女達は何を救済するのだろうか――――

99%の絶望と1%の救いの中で人というものの美しさを書いた力作
同人と思えないほどのシナリオ、BGMの質、そして2000円というとんでも値段
正直同人で、さらにこのような怪シナリオは埋もれるだろうなと思いながらも埋もれていて欲しいと思って今う俺

シナリオ 19/20
ある思考実験により多くの人間が何かに「変容」してしまいやがて物語の生存者2名へといたる
シナリオはあらすじにある人類が2名になってから終末へ向かう話(以下現代)と主人公である島地の過去の話で構成されています。
現代編では主人公の過去の経験から狂気色は薄まっていますが、過去編は後半から狂気も狂気
一部グロCGもありです
現代編では人類が2名となった状況でヒロインが立ち上げた人類救済部を中心に話が進み、その中で世界のおかしさがところどころ顔を出してくる感じです。人類だけを救済するために閉じられた世界を探索し果てにたどり着いたときの結末はあまりにも残酷で正直心が折れそうでした。
ですがここで終わらず最後の伏線回収までやってください。これこそが1%の救いです。

またこの1%の救いを美しく表現するために必要不可欠な過去編
正直過去編もほとんどが救いがないです。あまりにも人は醜く、そして脆いという事がきっちり描かれます。
そして人であること人になることとはというのを描きながら世界の説明を行うラストエピソードは個人的に圧巻でした。
あれほど人とはもろく醜く、そして小さいと描かれていましたが、だからこそこの醜さこそが人の持つ尊さそして美しさであるとの結論はとても感動しました。他者があってはじめて人は存在するという当たり前なことをここまで強く書いた作品はなかなかないと思います。

物語中難しい哲学的なことやSF論が出てきます
もちろんこれは世界観を構築するために非常に重要なとこでありますが、ですがこの作品の本質はそこではないと思っています。
先ほども言いましたがこの作品は「人」について描かれた作品です。
人であるとは何か?人と認識されるとはどういうことか?物質はいつから人になれるのか?
またこの作品の思考実験は人であることの意味を問うています。その結果が人類滅亡に繋がると思うと正直薄ら寒いものも感じました。楽な考え方=人としての終わりとはあまりにも残酷であると思います。

またヒロインは芽衣ことめーたんだけですがまあ他のキャラとのエロシーンもあります。
またこれが結構重要となっていますし、俺もエロシーンを飛ばさなかったのは久しぶりですね。めーたんのエロシーンはエロゲの中でも個人的にトップクラスの名シーン

キャラ 16/20
なんといってもこの作品は主人公である島地が物語の大半を作っています。
人でありながら人にいたれていない島地が人を学び人に近づいていくのは非常に良かったです。
過去編の未完成さ、現代編の疑似完成っぽさ、回収編での完成と成長もわかりやすかったです
そしてもう一人の主人公兼メインヒロインのめーたん
めーたんは逆に人としてはある意味完成されてます。もちろん性格が完璧ということじゃなくて島地から見ての完成形です。
まあキャラの紹介はかなりネタバレがあるので実際はプレイして確かめてみてください。

BGM 20/20
ピアノ調の曲が大半ですがこれがホントに素晴らしい。雰囲気に合いすぎていつまでもそこにとどまって痛くなるようなそんな気持ちになりますね。
緊迫シーンも緊迫シーンでしっかりと緊張感あるBGMが流れ、正直ここに関しては減点するべきとこがないです

絵・エロ 13/30
絵はやっぱり同人っぽさがありますが俺はそこまで嫌いではなかったです。ですがCGもいくつか崩れてたりバランスがおかしかったりとこの辺りはあまりよくありません。エロに関してはエロさはありませんし尺も短いですが、意味があります。エロシーンに意味を入れることが出来るエロゲは少ないのでここはよいと思ってます。

システム 17/20
特に重さもなく、基本に必要なのは揃ってます。
またこの作品にはTIPS的なものがあります。このTIPSもなかなか出来が良くサイドエピソードなんかも含まれています。

総評 90/100
エロゲではいまやほとんどが出すことを諦めた作風であり同人だからこそ出せた作品であると思ってます。こういう作品にであえるからADV系のゲームはやめられない。
シナリオの質のよさについてかなり語りましたが個人的には日常も結構笑えました。
主に過去編の方ですがこちらはまだ人がいるので掛け合いがあります。
この掛け合いがなかなか面白く、パロ的な面白さではなく純粋な掛け合いの面白さですね

では、強いテーマ性を持ち何かを心に訴えかけられるようなシナリオがこれからもっと出ることを祈って最後にこの言葉で締めます

「世界で一番ちいさいものはなんですか?」

tag : レビュー エロゲ

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二次元住人雪月花です。

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