FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
line

雪月花のエロゲ批評 "&"-空の向こうで咲きますように-

メーカー 暁WORKS
原画 さえき北都
シナリオ 日野亘 衆堂ジョオ

あらすじ
「行こう! 今から!」

 小さな指で裏山の向こうをさす思いつき。
 その夏、ささやかな冒険の終わりに辿り着いた街で。
 みんなと見上げた夜の空に、とてもキレイな二つの月を見た。

 「なんかチーム名欲しいな」
 「ヒーローみたいなヤツがいい!」
 「探検戦隊・カエレンジャー!!」
 「ただの迷子じゃねーか!!」

 それは、まだ彼らが小さかった頃のお話。
 周りの大人に黙って、自分たちだけで飛び出した。
 遠くの知らない街へ行くだけの、他愛もないものだけど。
 子供だった彼らにとって、それは何もかもが知らないことばかりの、かけがえのない大冒険だった。

 ―――冒険は終わる。
 それぞれの理由で離ればなれになる幼馴染みたち。
 楽しかった頃の記憶を思い返すこともなくなった、数年後の夏のある日。

 菅野孝(かんの こう)は、再び二つの月を見る。

 自分以外には誰にも見えない、幻のような月。
 その原因を探るため、再び足を踏み入れた想い出の街で、孝は幼馴染みたちと再会する。
 彼女たちも「二つの月」を目撃し、それぞれの場所から集まってきたのだが、
 やっぱり流れた時間の分だけ、距離は遠くなっていた。

 そして月の謎を追いかけて辿り着いた奇妙な樹の下で、
 彼らは、自分の願いを叶えてくれる力を持った魔法のような道具を手に入れる―――

 二つの月の微笑む街角には、口から口へ囁かれる都市伝説の数々がある。
 不思議な樹、空に咲く二つの月、道具、夜道を横切る3メートルのウサギ、
 アクエンアテン王のチェス盤、謎の美少女剣士―――

 「道具」のもたらす「魔法の力」を試しはじめた孝たちと、
 街で起こる奇妙な出来事が幾重にも交差する時。

 孝の道具「グレイスワンダー」が何者かに盗まれてしまう。

 使い方を誤れば、大きな災いにもなる「道具」。
 責任を感じた孝は「グレイスワンダー」を取り戻すことを誓う。

 かつてのように集まった幼馴染みたちと、
 真新しい地図を広げて。
 あの日終わった冒険の続きをはじめる――――


シナリオ 15/20
人の願いをかなえる道具によって紡がれる人間の欲の話と感じました。
人の願いとはどこまでいっても欲であり、また欲であるからこそ人は願いを求める。
共通での展開としては主人公がかつての仲間との再会するも8年の歳月がもたらしたどこか微妙な距離に戸惑いながらももう一度みんなを集めて2つの月の謎を解明していくという感じです。

ここでの一つテーマとなっているのが変化です。
8年の歳月はリアルでも確実に変化をもたらします。
作中でも主人公の8年前の思い出は大切なものでその分幼馴染たちの微妙な距離感の変化を受け入れにくくなっています。
この変化の受け入れがこの先もかなり重要になっていきます。

個別に関してはリコ→タバサ→マキマキ→ヤエ→ウララの順になってます。
ウララ以外は謎を残しつつもヒロインの願いに決着をつける形になってます。
個別に入ってからは願いとは何なのかというテーマが強く書かれています。
そのため結末に関しても少し違った形になっています。
これは、主人公が誰と思いを共有し願いの本質を捉えたかで変化したのではないのかなと思います。
リコルートでのウララのある人物への行動とウララルートでのある人物の行動が違うのはこのあたりだと思います。問題が人の心であるため説得すると言うのはそれなりの自身の経験や付き合いから来る力が必要です。

そして全てのテーマである願いですが
全てのルートでどの願いにも対価がありそして、叶う願いの裏で不幸になる存在があり、また願いの価値も人それぞれであるとこの辺りの願いの残酷さをしっかりと描写しているのが個人的にはプラスでした。
願いの叶う木から生まれた道具、それは遠まわしに願いを叶えてくれているようで実は叶えられていないのかもしれないとみんな悩んでいきます。
道具とは何か、願いとは何か、他人の願いとは何か、そして願いを叶えるということはどういうことなのか、すべとのキャラに問いかけられそして全てのキャラがしっかりと何らかの答えを出します。願いの価値観というものがしっかりと別々に描かれていたのが良かったですね。
願いは欲の塊であり強い願いほど何かを犠牲に、または他人を踏みにじらなければならないこのあたりの難しさは日野さんらしいですね。ただ、今回は主が衆堂さんなので日野さんだけということではないと思いますが。
ラストのウララですがこれが結構難しい。設定的にファンタジーが入ってるのと基本は謎解きなのでウララルートではもちろん伏線回収が行われます。
ただ、他のルートでの事件は若干軽くというかダイジェストっぽく扱われます。
まあ、シナリオのラスト上他のルートのようないざこざやってる場合じゃありませんしね

最後の道具の処遇には個人的には納得です。
道具とは結局のところ願いを叶えるための補助装置であり、本当に叶えたいものに必要な最後のものは自身の決断なんでしょう。だからこそ、間違った願いなど存在しないというとこに繋がりますしね
マイナス点は、ラストの結末への持っていき方ですかね
道具が生み出された以上最後はシステム自体が深くかかわってくると思いましたが、システムの意思の強さを感じさせる描写が弱く感じました。また、ヤエルートのある人の行動にも視点が少なくどうしても納得ができにくい部分と全体的に主人公側以外の描写の甘さを感じました。
このように願いという漠然として誰もが持つものをテーマにした場合相手側の願いというのは最終的は殺すことになるので相手がどうしても譲れないという意思の強さはもう少しほしかったです

以上が簡単なシナリオの印象です。

もう一つはタイトルです。
いいゲームにはいいタイトルがつきものですね。
今回も‘&’ -空の向こうで咲きますように-といったいかにもなタイトルがついてます。
&の部分は攻略した方は多分わかってると思いますがサブタイトルのほうはこれはプレイヤーしだいでとらえかたがかわるのではないかと思ってます。
空の向こうでーは個人的に願いの先だと思います。最初は願いの終点だと思いましたがシナリオ読むことで願いは叶ってもその先があると思いました。
だからこそ咲きますようにーと希望的な形での言い回しになってるのではないかと思います。

キャラ 18/20
キャラ高い!?と思った方いますよねw
この&のキャラは好き嫌いがはっきりと出ると思います。
自分はかなり合いました。
まずウララですが俺の昔憧れてたタイプですね。
こいつにならついていける、こいつが失敗したら俺がカバーするそう思わせられる存在
ようは、カリスマ性ですね。
後仲間を誰よりも信じているところも好みです。
後は主人公ですね。
こいつは、確かにいろいろとチャライ感じはまあありますw
でも芯がぶれず何よりも鈍感さが少ないというなかなか俺は好きです。
ただ、できるならパートボイスではなくフルでお願いしたかったですね。
シナリオゲーだとどうしても盛り上がるところで主人公にボイスがほしくなる方なので

もう一つここの点数が高いのはカエレンジャーの存在です。
いくつかの結末での主人公たちの解決はGOODであり、BESTではないことがあります。
その中でも全員がすんなり納得しなくても背負うものは一生に背負うという形や、決して結果や過程での失敗を人のせいにせず自分たちのせいにするあたりが気に入りました。
ただの友達集団ではなくなにかしっかりとした連帯感を持った仲間として描写されていたと思います。

CG・絵 15/20
いやー北都さんの書くひんぬーキャラのエロCGさいっこう!!
・・・感想用の口調が崩れましたすみません
とりあえず表情がすごくエロくなったなーと思いました。
後は立ち絵に関しても非常にバランスがよくなったなと思いました。

音楽 16/20
OPは文句なしですね。サビからのフレーズは全クリした俺としてはすごくいいと思います。
他にも夏の匂いやいつかの大冒険、伝説の勇者たちなど質のよいBGMが揃ってます.

エロ 12/20
表情はすばらしい・・・でもちょっと回数が少なかったかなと思いました。後尺も少し短め
せっかくCGがエロイのでもう少し長く多くほしかったですね
ただウララのエロシーンのテキストはなんか好きですw

総評 75/100
詰めの甘さや相手側の心理描写の甘さ等が感じられるもののテーマ性の強いシナリオと癖があるキャラクターをしっかりまとめあげたのはよかったと思います。
ただ、ウララとリコ以外は恋愛に至る過程がかなり大雑把なのでそこが気になる人は注意かも
あと、星良ルートもおまけ程度にあります

また今回システムの項目を作りませんでしたがシステムはすばらしいです。
アニメーション演出から冒険実績、MAP、声付き写真解説、クリア後の立ち絵と背景を使ったテキスト編集モードなどしっかりと面白さもあります。

人の願いというある意味自分たちにとって身近なテーマを扱ったシナリオ。
もし、なにか悩んだりちょっとした冒険をしてみたくなったとき&をプレイしてはいかがですか?

最後に作中の一言で終わりたいと思います
「俺、自分の願い事は、自分でかなえる主義なんだ」
ありきたりかもしれませんが過程を経てこの言葉はなかなか良いものです
スポンサーサイト
[PR]

[PR]

tag : レビュー エロゲ

line

comment

Secret

line
line

line
プロフィール

雪月花  

Author:雪月花  
二次元住人雪月花です。

このブログでは皆様を二次元へ行く手伝いをさせていただいてます。

line
最新記事
line
最新コメント
line
最新トラックバック
line
月別アーカイブ
line
カテゴリ
line
応援バナー
line
アクセス数
line
sub_line
検索フォーム
line
RSSリンクの表示
line
リンク
line
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

line
QRコード
QR
line
応援バナー
竜翼のメロディア 応援バナー D.C.III~ダ・カーポIII~ Cabbit 第二弾!「キミへ贈る、ソラの花」応援中!
line
sub_line
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。