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雪月花の批評 D.C.Ⅲ

メーカー CIRCUS(非18禁)
原画 たにはらなつき 鷹乃ゆき
シナリオ たけうちこうた 雨野智晴

あらすじ
一年中、桜の花が咲き乱れていたのも今は昔の話。


初音島は、四季折々の表情を見せる自然豊かな島として広く知られていた。


そんな初音島にある風見学園。

そこに通う付属二年生の芳乃清隆は、先輩で学園のアイドルと呼ばれている

森園立夏や妹みたいな幼なじみの葛木姫乃、ハーフでいとこな芳乃シャルルなど

5人の女の子たちと一緒に新聞部として活動している。

とは言え、昔のように不思議なことが溢れているわけでもない今の初音島では、

特に記事にするような事件が起こるわけでもなく、部室でだらだら過ごす毎日を送っていた。
――そんな冬のある日。
――そんな冬のある日。

冬だと言うのに、初音島の桜が一斉にその花を咲かせ始めたのだ。

さらに驚く新聞部のメンバーたちの携帯に一斉にメールが届いた。差出人は不明。その中身は、

「-桜が咲いたら、約束のあの場所で-」

今回はD.C.シリーズ全てをやってるということが前提条件の点数でつけています。
そして自分はD.C.シリーズを全プレイしていてなおD.C.シリーズが大好きなものですのでその辺りご了承のほどよろしくお願いします。

シナリオ 15/20
全ては繋がる、想いは力となってそれはきっと奇跡のようなそんな小さなマホウ・・・
D.C.シリーズ完結編ということで全ての伏線は大体回収されました。
枯れない桜 ⅡのEND 魔法とは 正義の魔法使い 芳野 プレゼントの魔法 姫
全て少し強引な部分がありながらもこれだけの設定に答えを出したのは本当にお疲れ様でした
ただいくつか、あいまいな部分があるからそこは明かして欲しかったかな?
では本筋のシナリオへ・・・

プロローグはⅡより20年後の初音島
前情報でもあったとおりここはあくまでⅢの物語の前座に近いです。
最初に誤解があったら困るのでいっておきますが今回は、ほとんどがⅠの50年前の風見鶏編が舞台です
風見鶏では魔法が当たり前の世界となったファンタジーな世界観です。まあ魔法といってもこれを使ってドンパチやるシーンはほとんどないです。
ただ、魔法は確実に舞台装置としては機能しています。
D.C.の世界観では、魔法=想いの力となっていますがこれは今回かなりうまく使えたのではないでしょうか?
風見鶏の共通は従来のD.C.シリーズと同じように特定のヒロインに対してこっちからアプローチをかけていくのでまあ、ヒロイン専用イベントはそこそこ多いと思います。
共通の中においても過去の伏線回収が出てくるのでシリーズファンは飽きずに読めるのではないかと思います。
シリーズ恒例のあの人も出てきますしね

個別にいたっては
サラ→シャルル→姫乃→リッカ→葵→TRUEが良いと思います
というか葵→TRUEは固定です
個別を少し解説すると

サラは前作のまゆきシナリオに似てるかな?風見鶏とDCの世界観の導入として用意された形です。
ただシナリオのテーマとしては誇りになるのかな?
力を失った貴族の家に生まれたサラの心の持ちようとそれをカバーするために奔走する清隆が見られると思います。

シャルルは想いですかね?
多分風見鶏入ってDCⅡやりこんだファンなら一つ気づく部分があると思います。あ、アイシアのことじゃないよ
魔法が想いの力であるというのが強く証明されたシナリオで、自分が一番泣いてしまったシナリオですw
ただ、あのシナリオにならBADエンドを入れても良かったと想います。

姫乃はⅡの回答編といった形でした
正義の魔法使いの役目 姫そしてなにより主人公が唯一○○られるシナリオかな?
兄弟ならではの繋がりという物を魔法を通して描いていたのではないかと思います。

リッカはⅢの本質の序章っといった感じですね
ロンドンを覆う霧、そして頻繁に発生する事件、D.C.全てに繋がるリッカの研究といったⅢを通してのD.C.完結への序章となっています。なので個人的にはいまひとつ物足りなさを感じました。

そしてⅢの完結そして全ての回答となる葵とTRUEルート
ここはライターなりのD.C.の今まで撒いた伏線の回収編、そして回答編となっています。
葵の途中だれる部分がありますがあれは葵のラスト付近の台詞からくる想いを強くするためには必要だったと思います。
そして全てはD.C.へと繋がり、やがて時を超えⅡへと至りⅢのプロローグへとたどり着きます。

こんな形でざっと書きましたがシリーズファンはやっていても良いと思います。
ただ、いくつかの伏線を回収し切れてないのと杉並の破天荒さがかなり薄まってしまったこと、サブのメアリー、イアン辺りをTRUE以外でももっと動かして欲しかったなどなにか一つ物足りなさを感じてしまうあたりは減点ですね。また、さくらに関する一部があっさり立ったのも少し不満です。後は、やはり朝倉姉妹ルートクラスの感動はないかもしれません(個人的に。ですが、全体のシナリオの出来としてはしっかりしたものだと思います。終盤の興奮度はⅢが一番だったと思います。

まあ、これでキャラゲーなら十分合格点だと思います。
ちなみに個別ルートは
TRUE>シャルル>葵>姫乃>>>サラ=リッカ
の出来と個人的に感じました

キャラクター 19/20
え?高すぎ?気にしないでください、これは本当にこの点数です。
というか今回にいたってはキャラで減点する部分がないんですよ
基本的にはみんな仲間を大切にする傾向があり、その中でも相手への敬意があるところが良いです。
また、今回ホントにこれからガチで押すキャラが増えました。
それは・・・・
フォト
葵ちゃんです
いやーまさかこの子がここまでのキャラとは思いませんでした。この子に関しては基本何も語れません(ネタバレになるんで

後絶対にはずせないのが主人公である、清隆
鈍感鈍感言われてるけど、最近のエロゲ(ギャルゲだけどさw の中じゃかなりいい線いってると思う。何よりも意志が強く、誰かを大事にするという気持ちが強いのが好印象でした

-1は杉並の濃さが減ってしまったことです。せっかくあれだけの濃いキャラを生かしきれなかったのはやはりファンとしては少し寂しかったです。

音楽/BGM 18/20
ここは言わずもがな
曲芸といったらBGM、ボーカル曲
今回も非常に質のすばらしいものが揃っています。
ただ今回は感動といったよりも躍動感や前進といった明るかったり、展開にあわせたような盛り上がりのある曲が中心だったため前回ようなしっとりとした曲は減りました。ですが、挿入歌の力はやっぱり偉大です。シャルルルート、TRUEの俺の涙の4割は挿入歌効果ですw
また、今までのBGMもそのままであったりアレンジであったりと収録されていますので、ちょっとした懐かしさにも浸れました。
なによりまた、会えるよねの流れるタイミングは完璧だったと思います。

絵・CG 16/20
CGはホントに綺麗になったし、こう、キャラの表情やポーズなんかはかなり進化したと思います。
元々お二人のファンだったので個人的はCGに関しては何もいうことがないのですが・・・
実は1つ大きな不満があります。
それは、発表されていたCGが使われていないことです。雑誌などで紹介されていたいくつかのCGが収録されていないのとやはり、もう少しCGがあると良かったです。

システム 14/20
まずバックジャンプの搭載はホントに助かりました。また、いつものシナリオセレクトこちらも意外と自分は気に入っています。
ただ、フルスクにしたときのキザキザ感はもう少し抑えてもらいたかったです。


総評 完結編として80/100 作品単体77/100
やはり全てのシリーズをやってこそやる価値があるゲームだと思います。まあ、このゲームに付き合ってるのなんて大体信zy(ry
全ての回答が納得いくもであるわけではないですが、受け入れられないというレベルのものはありませんでした。
ただ単体としてみてもキャラゲーの水準は超えてると思います。
ただ、葵ルートであそこまでやったならせめて風見鶏編だけでもいいので夏を越えた葵も見たかったです

こっから下は自分なりの考察です。



まずⅠ、Ⅱの回収された伏線
枯れない桜→さくらが持ってた枝と立夏の研究の複合体
正義の魔法使い→葛木家が力を増幅されるために鬼を体内に封じた女性(鬼を封じるために魔力を使うため短命※後述
ⅡのEND後→1950年に飛ばされ(呼ばれる)て、リッカによって保護
魔法が使えなくなる→魔法≒想いの力 人に対する思いを割く(夫、子供といった家族)への割合が増えるため魔法のキャパシティが少なくなる→魔力の減少(これにより葛木家の女性は短命)
アイシアの存在→シャルルの孫は確定

回収があいまいまたは謎
さくらさんの存在→リッカと清隆の子供?ただこれだとアイシアが生まれない+ⅡのENDが微妙に成り立たなくなる(風見鶏に落ちてきたさくらを未来に帰す=二度と風見鶏にさくらが落ちてこない)
検証
A世界 風見鶏(ループ中) 共通(さくら11月1日に落ちてくる)→葵を除く各個別→4月30日に  
     リセット→共通→葵→B世界へ

B世界(葵が決意している状態)→ループ脱出(さくらさん元の時代へ帰還)→C世界

C世界(ループを抜け出した後始まり最後の11月1日)→Ⅰ→Ⅱ→Ⅲ初音島

この設定を行うにはまず、さくらが1950年にタイムスリップしていることが条件、なおかつ葵が禁呪発動状態である。
C世界後リッカが正史となった場合
つじつまがあっている点
・枯れない桜→さくらの枝と研究から枯れない桜は作られる
・さくら→清隆の本名が芳野清隆
・正義の魔法使いのデメリット→作中では解決策なし=由姫さんの死は成立
・ⅡS.C.でロンドンでさくらさんを見かけた=さくらさん帰還だとつじつまが合う
合わない点
・C世界を突破しないと未来に進めない(4月30日に必ずループ)→さくらが失踪しない未来確定→Ⅲのプロローグの矛盾
・Ⅲのプロローグで学園長失踪の理由が不明
・純一の魔法の能力に説明がつかない(和菓子の魔法や夢見)

個人的考え
流れは風見鶏C世界①→リッカEND→Ⅰ→Ⅱ da capoルート→Ⅲプロローグ→桜の木に転生後の立夏たちが触れることでⅡのさくら失踪とⅢのループ突破後の矛盾が書き換えられる。→D世界
さくらが落ちてこないと言うのは初音島編でみんながさくらに触れる前=触れたことで世界が確定?
さくらの木復活後にさくらさんが出てこないのは世界が確定するまでのタイムラグ?
ただ、結局この考えだとさくらは必ずタイムスリップすることになる。
ここで、もう一つ語られていないD世界を追加
ループ突破からⅢでさくらの木に触れるまでをC世界とし触れたことでメール受信(これがD世界確定フラグ)→D世界なら矛盾が大体解消?
AとBはあくまでもCへ行く前でⅠ以降は存在しないと考えられる
要は結局、風見鶏A,B世界→C世界①→リッカEND→Ⅰ→Ⅱ da capoルート→Ⅲプロローグ→桜の木に転生後の立夏たちが触れることでⅡのさくら失踪とⅢのループ突破後の矛盾が書き換えられる。→D世界で世界が回る
正直自分でもこの辺りはちょっと不明

ただ、これでも純一の能力に関しては不明という・・・
芳乃家と朝倉家が親戚→姫乃が朝倉家に嫁ぎ嫁いだ人が夢見持ちならいけるかな

・姫の文字→姫乃ENDより子供には女の子なら必ず姫という文字を入れたい→由姫さんは葛木家と考えられる。由姫さんと結婚したのは純一と音夢の子供=姫乃は少なくとも朝倉家と結婚していない?となると上の文の一部が間違い

Ⅲのみの回収
・初音島編と風見鶏編のキャラ→転生体
理由 枯れない桜による願いの結果
・メールの文の意味→桜がが咲いたら、約束のあの場所で、お花見しようね。
・姫乃ルートで出てきたジル→ほとんどがリッカの夢の後に出てきていたのでリッカの思い出の象徴?霧の中にいた理由は不明
・初音島編でのヒロインが見る夢→共通と各々のルートとTRUE

Ⅲのみの未回収orあいまいな回収
・C世界突破後の葵の生存
死亡説→死亡の未来を見ることで禁呪に手を出したのでループ突破後は未来視どおり
不明説→あくまでも流れはA,B世界でのことなので霧を発生させないことが確定し、さらにさくらに触れたことでD世界発生したことから未来が不確定(シュタゲでいうA,B世界がループ世界線〔α〕 Cが葵の死確定〔β〕 Dが不確定未来〔シュタインズゲート〕)
・美夏がⅢ初音島の杉並に何も違和感を感じていない→杉並が自ら魔法使いと明かした?

シリーズ通しての未回収
杉並の存在→風見鶏にいる=魔法使い→魔法使いは外見をある程度操作可能=全作の杉並は魔法使い?


まあ、こんな感じで考察してみたけど、実際どうなのかわからない。
少しいろんなところで初音島編いらなくね?とみるけど実際これがないと世界が成り立たないようになってると思う。
まあ、あれだけ最初初音島編推してて攻略できるのは風見鶏のみですっていうのは確かに・・・とは思わなくもないですけどねー
後、今回は今ままでの泣き路線と違うのでいろんな意味でDCらしくないもしれませんね
どちらかというと伏線回収から来る興奮や勢い、盛り上がりと言った感じでしょうか
ただ、これから入る人のことを考えて導入部を作りさらに既存の伏線回収を行うためのシナリオを作るとなるとこれが限界だったのかな?
個人的には初音島編→風見鶏編→個別ルートといった流れにして欲しかったですね。
後はさくらの記憶思い出すシーンをもっとふかくやったりや帰還したあとの義之との再会なども欲しかった。さくらに関しては少しあっさり過ぎたかなと思いました
TRUEもおおむね満足だけどあのメールの内容を使って霧を晴らすのと葵を助けるのには未来の力が必要みたいな感じになってくれるともっと良かったかも。
まあこうなると葵完全メインヒロインとなってしまうけど

でもお花見をしようというのはいかにもDCらしいさわやかな約束でこれも良かったとは思います。

ふう、ようやくこれをまとめて自分の中でDCが一段落したなという感じになりました。
Ⅲのその後を見たいといった気持ちもありますが、まずはDCⅢスタッフの方々製作お疲れ様でした。


では最後にDCⅢのキーワードで締めましょう
-桜が咲いたら約束のあの場所で-
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Author:雪月花  
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