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雪月花のエロゲ批評 EVE new generation X

メーカー TYRELL LAB.
シナリオ 打越鋼太郎
原画 橋本タカシ

あらすじ
小次郎編
ある夜、倉庫街にある事務所に帰宅する途中、1人の少女に出会う。少女は彼が探偵だと知り、1つの依頼をもちかけてくる。「私の記憶を探してほしい…」その直後、外車から降りてきた男によって連れ去られてしまう。桂木弥生の協力を得て、少女の身元は判明した。名前は「乃依」。と同時に捜査線上に浮かび上がってくるいくつかのキーワード。蜂、ブラー、ラベイユ。一件無関係に見えるこれらの点もやがて1本のラインへと収束していく。そしてそのラインは小次郎をある場所へ導くことになる。

まりな編
ある夜、まりなはビルの屋上から飛びおりようとする青年を見つける。必至の説得を試みたものの青年は自殺してしまう。「計画は既に始まっている。もう誰にも止めることはできない」そういい残した青年の掌には蜜蜂のタトゥーが刻まれていた。青年の遺言を元に捜査を始めたまりなにふりかかる様々な障害。いつしかまりなは、何者かの陰謀によって殺人犯として警察から追われることになってしまう。

シナリオ 19/20
物語の中でばら撒かれる数多の伏線を怒涛の展開で回収する打越節は今作でも健在でした。
今作のキーワードは個人的には視点だと思います。
Ever17をやったことがある人は分るかもしれませんが観るということで存在が確立する。
観るということは誰かの視線を感じる=他者の視点の存在と言えますね。
今作はEVEシリーズということで捜査、調査と言ったものが中心にシナリオが進んでいきます。
捜査、調査においてもちろん見ることは一番重要な部分でしょう。
人は視覚から8割の情報を読み取ると言われています。
そこから認識してそれの正誤を脳で判断するということになります。
正誤を判断すると言うのは私たちが経験してきたことが元になります。
EVEのシナリオはそこがキーとなっています
起こる事件の中で発生する不可解な現象、もちろん一般常識を元に行動しているためここで判断する経験がないと言うことになります。そこからの混乱、一つの解決を見出した問い思ったらそれすら覆す事実の判明からの更なる混乱と読んでいて終始飽きることはありませんでした。

シナリオのテーマとしては価値だと思います。
人にとっての孤独や価値、そしてそこ生み出す根源である自我と言ったものです。
打越さんのシナリオは非常に人の心理を描くのが上手であると感じています。
今回は自我境界から来る孤独や幸せがとてもシナリオに絡んできます
ジークムント・フロイトの自我境界とは簡単に言う炉¥と文字通り自分と他人の境界のことです。自我境界が弱くなると自分の考えと他人の考え等が同じに思えてくる、つまり他人に流されやすくなるっていうような意味に近いと思います。
作中ではこれをさらに発達させた形ですが、詳しくはネタバレになるので記述はしません。

さらにもう一つこの今作で素晴らしいと思ったのは全ては○○○。○だと言うことです。
作中でこのシナリオはこうであると多くの出来事から思い込まされるように読まされていきます。これらの騙しは毎回打越さんのシナリオでは恒例ですが今回はほんとに上手くやられました。
これもある意味○○を使うことによる錯覚でしたね。

キャラクター 16/20
自分はこちらがEVEシリーズ初作品なので他のEVEでのキャラはしりません。
ですので今回の作品単体として評価させていただきます。
まずは主人公勢ですがこちらはとても人間らしいキャラクターでした。未知のことによる恐怖や疑心暗鬼、そして理屈を超えた感情など作者の都合で動かされたキャラと言うよりは物語で生きているキャラでした。
特に初海に関しては久しぶりに生々しい狂気を感じさせていただきました。

ですが今回は主人公ズと紀瀬木家が中心であるためその他のサブに関しては若干薄いです。
ですがこれは前作から数年後と言うことでしっかりとプレイしてきたプレイヤーにとっては多分関係性や絆などがしっかり把握されているのでしょう。

絵/エロ 14/20
枚数的にはそれほどの多さでもなく、これといって綺麗と言うCGはありませんでした。
ですがエロCGだけはなかなか良かった思います。構図や表情はなかなかエロさがありました。
シーンの尺もそこそこでしたが・・・エロのテキストが駄目ですねwまあ、ここはほとんど期待してなかったので特には気にならなかったです。ただ書いたとおりシーンの演技、CG、尺はそこそこ良かったと思います。

音楽 17/20
BGMはどちらかというと洋画チックな物が多くて個人的にはどれも好みでした。
追跡シーンや緊迫シーンなどでもその場へしっかり引き込むようなものが多くこの辺りからも質の高さが見られました。
そしてEDの曲の歌詞が素晴らしい。これは隠れた名曲だと思います

システム 10/20
正直ここはほんとに致命的な欠点です。捜査と言う以上全当りは確かにわかりますが明らかにシナリオテンポを落とす要因となっています。さらに調べたいと思っても上手くカーソルが合わさらないなど勢いがそがれることも多かったです。
そのためシステムの点はもっと下げるつもりでしたが、この作品のもう一つの特徴であるマルチサイトシステム此方は非常にシナリオに上手く組み込まれていたため此方の点数にしました。

総評 85/100
ただの○○物で終わらないといういつもの打越さんのシナリオですが今回も見事にそれを見せてくれました。序盤から多くの伏線をばら撒きながら少し回収しては新たなる謎と読みながら考察していける良いシナリオでした。これをきっかけに他のEVEシリーズもプレイしてみようと思います。
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tag : エロゲ レビュー

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Author:雪月花  
二次元住人雪月花です。

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